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小田急小田原線 地震

小田急小田原線、地震で揺れにくい駅ランキングTOP10【2026年版】

地震の揺れにくさで小田急小田原線の駅を比べると、最も値が低かったのは新百合ヶ丘で、30年以内に震度6弱以上となる確率は26.6%でした。

2026-09-13 公開 ・ 出典は使用データ

小田急小田原線の色の濃いところほど揺れやすい地盤(首都圏の中での相対)と駅を重ねた地図

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地震の揺れにくさで小田急小田原線の駅を比べると、最も値が低かったのは新百合ヶ丘で、30年以内に震度6弱以上となる確率は26.6%でした。上位10駅は、小田原から数えて22番目から31番目までの区間に集まっています。沿線で地震に強い駅を探すなら、まずこの区間が候補になります。

この記事は、小田急小田原線沿いで住む駅を選ぶ人に向けて、国の地震動予測地図を駅ごとに集計した結果です。値は30年以内に震度6弱以上となる確率で、駅から半径800mの円の中の平均をとりました。低いほど、徒歩圏で強い揺れに見舞われる見込みが小さいことを示します。対象は徒歩圏人口が一定以上ある47駅に絞っています。

先に前提をお伝えします。首都圏は全体に確率が高く、ここで扱う「揺れにくい」はあくまで沿線の中での比較です。沿線全体の中央値は50.9%なので、上位の駅も「揺れない場所」ではありません。記事の先頭の地図では、駅の周りに揺れやすさの分布を重ねており、色の違いがおおまかな地盤の違いを表しています。

小田急小田原線で地震で揺れにくい駅 TOP10

順位 所在地 30年震度6弱以上確率 首都圏での順位 徒歩圏人口(2020)
1 新百合ヶ丘 川崎市麻生区 26.6% 上位 10% 23,661人
2 玉川学園前 町田市 27.0% 上位 11% 15,884人
3 百合ヶ丘 川崎市麻生区 27.1% 上位 11% 27,274人
4 生田 川崎市多摩区 27.5% 上位 11% 21,414人
5 読売ランド前 川崎市多摩区 27.9% 上位 12% 19,904人
6 柿生 川崎市麻生区 29.1% 上位 12% 18,854人
7 鶴川 町田市 30.1% 上位 13% 14,915人
8 向ヶ丘遊園 川崎市多摩区 33.1% 上位 14% 30,395人
9 登戸 川崎市多摩区 33.9% 上位 15% 26,886人
10 和泉多摩川 狛江市 35.3% 上位 16% 18,820人

小田急小田原線、地震で揺れやすい駅ワースト10【2026年版】

各駅の短評

1位 新百合ヶ丘(川崎市麻生区)

首都圏全駅の中で見ても上位 10%に入り、沿線ではただ一駅この水準にとどまりました。丘陵地を切り開いて造られた街並みが広がり、徒歩圏の多くが比較的しっかりした地盤の上にあると考えられます。小田急多摩線・小田急小田原線が乗り入れる駅なので、揺れにくさと通勤しやすさを両方重視する人にとって、最初に確かめたい候補でしょう。

2位 玉川学園前(町田市)

小田原から数えて22番目にあり、上位の顔ぶれの中では最も小田原寄りです。駅の周りは起伏が多く、低地の占める範囲が小さい地形です。新百合ヶ丘との差はごく小さく、実質的には同じ水準と見てかまいません。

3位 百合ヶ丘(川崎市麻生区)

隣の新百合ヶ丘と並んで上位に入りました。路線順でも新百合ヶ丘の次の26番目で、同じ丘陵の一続きにあると読めます。徒歩圏人口は27,274人と、上位の中では住む人の多い部類に入ります。

4位 生田(川崎市多摩区)

斜面と谷が入り組む地形のなかにある駅です。谷の底は台地の上より地盤が軟らかいことがあるため、同じ徒歩圏でも住む場所で揺れやすさは変わります。それでも円全体の平均は27.5%に収まり、首都圏全駅では上位 11%の位置です。

5位 読売ランド前(川崎市多摩区)

百合ヶ丘生田のあいだに挟まれた駅で、路線順は27番目にあたります。前後の駅と値が近いのは、地形がなだらかにつながっているためと考えられます。偏差値は63.0で、この区間の駅がそろって高い評価になっていることが分かります。

6位 柿生(川崎市麻生区)

鶴川新百合ヶ丘に挟まれ、小田原から数えて24番目にあります。徒歩圏には丘の上だけでなく川沿いの平らな土地も含まれ、その分だけ隣駅より少し値が上がったと読めます。とはいえ、上位の顔ぶれから外れるほどの差ではありません。

7位 鶴川(町田市)

徒歩圏人口は14,915人で、上位10駅の中では落ち着いた規模の駅です。値は30.1%でした。周囲に丘陵と谷の低地が混ざるため、物件を探す際は高台か谷沿いかで事情が変わります。

8位 向ヶ丘遊園(川崎市多摩区)

上位10駅の中で徒歩圏人口が最も多く、30,395人が暮らしています。丘陵の縁にあたり、ここから新宿寄りに進むと平らな土地が増えていきます。上位の前半と比べると、値は33.1%と一段高くなりました。

9位 登戸(川崎市多摩区)

JR南武線・小田急小田原線が交わる乗り換え駅です。川に近づくにつれて低地が徒歩圏に入り、丘陵の駅より値は高めになりました。それでも首都圏全駅の中では上位 15%にとどまっています。

10位 和泉多摩川(狛江市)

路線順では31番目で、上位の中で最も新宿寄りの駅です。川を挟んで丘陵地の反対側に位置し、徒歩圏には川沿いの平地が広がります。この駅より新宿側では、上位に入る駅が見当たりませんでした。

沿線での位置

図は、対象の全駅を路線順に並べ、値を棒の長さで示したものです。

小田急小田原線の47駅を30年震度6弱以上確率の高さで並べた図(路線順。濃い色は地震で揺れにくい駅)小田原玉川学園前柿生百合ヶ丘読売ランド前向ヶ丘遊園和泉多摩川新宿75.5%26.6%濃い色=地震で揺れにくい駅

濃い色の棒は、路線の中ほどの一区間にまとまっています。その前後では棒が長くなり、特に小田原寄りでは長い棒が続きます。

新宿寄りの区間は、駅ごとに棒の長さを見比べると傾向がつかめます。記事の先頭の地図と合わせて見ると、中ほどの丘陵の区間が沿線で最も低いという形が見えてきます。

地形と背景の解説

同じ路線でも確率に差が出るのは、主に駅の周りの地盤が違うためです。川が運んだ土砂が積もった沖積低地は地盤が軟らかく、揺れが増幅されやすい性質があります。台地や丘陵地は比較的地盤が固く、同じ地震でも揺れが小さく収まる傾向にあります。

22番目から31番目の区間は、丘陵地を線路が抜けていくところです。起伏の多い土地に住宅地が広がり、徒歩圏に占める低地の割合が小さいことが、値の低さにつながっていると考えられます。区間の端にあたる登戸和泉多摩川で値が上がり始めるのも、川沿いの低地が円の中に入ってくるためでしょう。

小田原寄りの区間では、川沿いの平野や盆地を走る部分が長く、値の高い駅が目立ちます。確率には地盤のほかに、想定される震源からの距離も関わるため、地形だけで説明しきれない差もあります。

新宿寄りの都区部では、台地と谷の低地が細かく入り組んでいます。駅ごとの差はそうした細かな地形の違いから生まれるため、一駅ずつ確かめる必要があります。

まとめ

小田急小田原線で地震の揺れにくさを重視するなら、新百合ヶ丘を中心とした路線の中ほどの区間が、沿線で相対的に有利な場所です。ただし値は駅から半径800mの円の平均で、同じ駅の徒歩圏でも高台と谷底では揺れやすさが違います。

候補の駅が決まったら、自治体が公表している揺れやすさマップで、住みたい番地の地盤を確かめてください。現地では坂の多さや、周りより低い土地かどうかを歩いて見ておくと安心です。建物の耐震性能は立地とは別の話なので、物件ごとに建築年や耐震基準も確認しておきましょう。

よくある質問

Q1. このランキングは駅のどこを測っていますか?

駅を中心とした半径800mの円に重なる、細かい区画ごとの確率を面積で按分して平均しています。円の中に高台と低地が混ざっていれば、その中間の値になります。住む場所によって実際の揺れやすさは変わるので、番地単位の確認と組み合わせてください。

Q2. 新百合ヶ丘が1位になったのはなぜですか?

徒歩圏の多くが丘陵地にあり、軟らかい沖積低地が少ないことが主な理由と考えられます。隣の百合ヶ丘なども上位に並んでおり、駅単体の特徴というより、この区間全体の地形の特徴です。

Q3. 小田急小田原線は他の路線より地震に強いのですか?

このランキングは小田急小田原線の中だけで比べたもので、他の路線との比較はしていません。首都圏はどこも30年以内に震度6弱以上となる確率が高い地域です。「揺れにくい」は沿線の中での相対的な位置と受け止めてください。

出典・算出方法

  • 指標: 30年震度6弱以上確率 — 駅中心半径800m円と重なるJ-SHIS 250mメッシュの T30_I55_PS(今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率。確率論的地震動予測地図 2024年版・平均ケース・全地震)を重なり面積で按分した平均
  • 対象: 小田急小田原線の駅のうち、駅条件「pop_2020>=5000」を満たす47駅
  • 順位%は首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)全駅の中での位置(100に近いほど良い)。算出式の版: 6a.1
  • 使用データ:
  • J-SHIS 確率論的地震動予測地図 2024年版(平均ケース・全地震)250mメッシュ(地震ハザード情報提供API)(Y2024/AVR/TTL_MTTL、J-SHIS利用規約(出典明記で利用可。防災科学技術研究所)): https://www.j-shis.bosai.go.jp/api-pshm-meshinfo
  • 国土数値情報 500mメッシュ別将来推計人口(R6国政局推計)2024年度版(2024、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-mesh500r6.html
  • 集計日: 2026-09-14

免責

本記事は公開データを機械的に集計したもので、個々の物件・建物の安全性や資産価値を保証するものではありません。指標は駅中心から半径800mの円で集計しており、同じ駅でも場所によって状況は異なります。ハザードマップ・統計の原典は各公的機関の最新版を必ずご確認ください。