SUMUTO

小田急小田原線 浸水

小田急小田原線で大規模な浸水に強い駅は22駅、差が出るのはここから【2026年版】

小田急小田原線の47駅のうち22駅は、浸水深3m以上の想定区域が徒歩圏にほぼ入らず、表示上は同じ0.0%で並びます。

2026-09-15 公開 ・ 出典は使用データ

小田急小田原線の青=浸水0.5m以上、濃い青=3m以上の想定区域と駅を重ねた地図

この地図を動かして見る →

小田急小田原線の47駅のうち22駅は、浸水深3m以上の想定区域が徒歩圏にほぼ入らず、表示上は同じ0.0%で並びます。このグループは対象駅の47%(5割)を占め、駅どうしに差はありません。差が出るのは、残りの駅です。

記事の先頭の地図では、色が塗られた範囲が洪水の浸水想定区域です。駅の周りに色が付いているかどうかで、この記事の数字をおおまかに確かめられます。値は徒歩圏の面積に占める割合です。駅から半径800mの円のうち、想定最大規模の洪水で浸水深3m以上になる範囲がどれだけあるかを示します。3m以上は建物の上の階まで水が届くおそれがある深さなので、大規模な浸水への備えを考える目安になります。

対象は小田急小田原線の駅のうち、徒歩圏人口が一定以上ある47駅です。人の少ない駅を外し、住む場所を選ぶときの参考になる駅に絞りました。

大規模な浸水に強い駅は22駅(小田急小田原線の47%)

次の駅は、どれも表示上0.0%で並びます。生の値にごくわずかな差がある駅も含みますが、表示の桁では見分けがつきません。

並びは小田原から新宿へ向かう路線順で、順位ではありません。

[小田急小田原線で大規模な浸水に弱い駅ワースト10【2026年版】](/articles/flood_ratio_3-line-aafbe07d-worst)

沿線での位置

対象駅を路線順に並べ、値の大きさを棒の高さで示した図です。

小田急小田原線の47駅を洪水浸水想定率(3m以上)の高さで並べた図(路線順。濃い色は大規模な浸水に強い駅)小田原座間新百合ヶ丘経堂下北沢新宿71.3%0.0%濃い色=大規模な浸水に強い駅

濃い色の駅は3か所にまとまっています。小田原寄りの一部、路線の中ほどの丘陵部、それに新宿寄りの区間です。棒が高く伸びるのは、その間に挟まれた限られた区間だけです。

新宿寄りでは、濃い色の駅が途切れずに続きます。小田原寄りでは逆に、濃い色の駅と棒が伸びる駅が交互に出てきます。同じ地域の中でも、駅ごとに地形の違いが表れています。

地形と背景の解説

浸水深3m以上の想定区域は、大きな川の近くで堤防の内側に広がる低地に集まりやすい性質があります。昔の湿地や、川が流れていた跡も同じです。台地や丘陵の上にある駅はこうした低地より高い位置にあるため、徒歩圏に深い浸水想定がほとんど入りません。

新宿寄りの世田谷区・渋谷区・新宿区の駅は、武蔵野台地の上や、その縁に沿って線路が通る区間にあります。谷筋へ向かう場所はあっても、3mを超える深い浸水が想定される広い低地は少なく、同じ値の駅が続きます。

路線の中ほどでは、多摩丘陵を切り開いた区間の駅が横並びのグループに入ります。一方、多摩川を渡る前後は駅が川沿いの平地にあり、深い浸水想定が徒歩圏に広く入る駅が出てきます。この路線で値が大きく開くのは、主にこの区間です。

小田原寄りも一様ではありません。秦野盆地の縁や、伊勢原厚木にかけての台地にある駅は横並びのグループに入ります。ただ、相模川や小田原近くの川がつくる平野に近い駅では、値が上がります。対象駅全体では平均が5.5%、中央値が0.1%、最大が71.3%です。一部の駅が平均を押し上げている分布だとわかります。

まとめ

候補の駅が上のリストに入っていれば、深い浸水への備えという点で駅どうしの差を気にする必要はあまりありません。そこから先は、通勤や家賃など別の条件で絞り込むのが現実的です。

リストにない駅を考えているときは、記事の先頭の地図を見てください。色の付いた範囲が徒歩圏のどちら側に広がっているかを確かめ、隣の駅と見比べると、少し場所をずらすだけで想定が変わるかどうかがつかめます。住む建物が決まってきたら、住所単位で浸水の深さを確かめましょう。あわせて自治体のハザードマップも開いておくと安心です。

よくある質問

Q1. 同じ値の駅がこれほど多いのはなぜですか。その中でどう選べばよいですか。

浸水深3m以上という深い浸水は、大きな川沿いの低地など限られた場所でしか想定されていないためです。台地や丘陵にある駅は、まとめて同じ表示値になります。このグループの中では差がないので、浅い浸水の想定や土砂災害、通勤のしやすさなど、ほかの指標で比べて選ぶのがおすすめです。

Q2. 駅から半径800mの円の話なら、同じ駅でも場所によってリスクは違いますか。

違います。この値は円の中に占める面積の割合で、円の中のどこに想定区域があるかまでは表しません。値が小さい駅でも、谷筋や川に近い一角だけが想定区域に入っていることがあります。住む場所が決まったら、住所単位で確かめてください。

Q3. 値が大きく出る駅があるのはなぜですか。

大きな川を渡る前後で、線路が川沿いの平地を通る区間があるためです。堤防の内側に広がる低い土地では、想定最大規模の洪水が起きると、深い浸水が広い範囲に及ぶと見込まれています。どの駅がどの程度になるかは、対になる弱い側の記事で詳しく並べています。

出典・算出方法

  • 指標: 洪水浸水想定率(3m以上) — 駅中心半径800m円のうち、洪水浸水想定区域(想定最大規模)で浸水深3m以上の面積の割合。A31b 浸水深ランク3以上
  • 対象: 小田急小田原線の駅のうち、駅条件「pop_2020>=5000」を満たす47駅
  • 順位%は首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)全駅の中での位置(100に近いほど良い)。算出式の版: 6a.1
  • 使用データ:
  • 国土数値情報 洪水浸水想定区域(1次メッシュ単位)(A31b)2025年度版(2025、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-A31b-2025.html
  • 国土数値情報 500mメッシュ別将来推計人口(R6国政局推計)2024年度版(2024、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-mesh500r6.html
  • 集計日: 2026-09-16

免責

本記事は公開データを機械的に集計したもので、個々の物件・建物の安全性や資産価値を保証するものではありません。指標は駅中心から半径800mの円で集計しており、同じ駅でも場所によって状況は異なります。ハザードマップ・統計の原典は各公的機関の最新版を必ずご確認ください。