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東海道線 地震 危険

JR東海道線、地震で揺れやすい駅ワースト10【2026年版】

JR東海道線で最も大きな揺れに見舞われやすいとされるのは川崎で、値は73.3%です。

2026-09-20 公開 ・ 出典は使用データ

JR東海道線の色の濃いところほど揺れやすい地盤(首都圏の中での相対)と駅を重ねた地図

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JR東海道線で最も大きな揺れに見舞われやすいとされるのは川崎で、値は73.3%です。続く蒲田武蔵小杉も同じ水準に並びます。「東海道線 地震 危険」と検索したときに気になるのは、沿線のどのあたりが揺れやすい駅なのか、そしてその差をどう受け取ればよいかという点でしょう。

ここで並べている値は30年以内に震度6弱以上となる確率です。国の確率論的地震動予測地図を駅ごとに集計し、駅から半径800mの円に重なるメッシュを面積で按分して平均しました。大きいほど、その駅の周辺が強い揺れに遭う確率が高いと評価されていることを意味します。

対象はJR東海道線の31駅(徒歩圏人口が一定以上の駅)です。全体の最小は33.6%、最大は73.3%で、平均は53.8%、中央値は53.8%とほぼ一致しています。首都圏全体がもともと高い水準にあるため、以下は「危険か安全か」の線引きではなく、同じ路線の中での相対差として読んでください。

JR東海道線で地震で揺れやすい駅 ワースト10

順位 所在地 30年震度6弱以上確率 首都圏での順位 徒歩圏人口(2020)
1 川崎 川崎市幸区 73.3% 下位 12% 41,069人
2(同率) 蒲田 大田区 68.8% 下位 16% 47,168人
3(同率) 武蔵小杉 川崎市中原区 68.8% 下位 16% 45,988人
4 大船 横浜市栄区 67.6% 下位 18% 18,712人
5 戸塚 横浜市戸塚 63.8% 下位 24% 24,029人
6 新川崎 川崎市幸区 63.6% 下位 24% 34,558人
7 鶴見 横浜市鶴見 62.1% 下位 27% 35,602人
8 茅ヶ崎 茅ヶ崎 58.9% 下位 34% 22,113人
9 小田原 小田原 57.5% 下位 36% 12,158人
10 西大井 品川 56.9% 下位 38% 52,271人

JR東海道線、地震で揺れにくい駅ランキングTOP10【2026年版】

各駅の短評

1位 川崎川崎市幸区)

73.3%という値は、今後30年のうちに震度6弱以上の揺れが起きる確率がそれだけ見込まれている、という読み方になります。首都圏全駅の中では下位 12%にあたり、偏差値は38.0です。大きな川の河口に近い低地で、軟らかい堆積層が厚いほど地表の揺れは増幅されます。徒歩圏人口は41,069人と多く、対象となる人の数も大きい駅と言えます。

2位 蒲田(大田区)

この駅と次の武蔵小杉は表示上まったく同じ値で、順位の上下に意味はありません。蒲田は大田区に位置し、乗り入れ路線はJR東海道線・東急多摩川線・東急池上線です。徒歩圏人口は47,168人。川沿いに広がる平坦な市街地で、地形の起伏がほとんど見られない一帯にあたります。

3位 武蔵小杉川崎市中原区)

低地に開けた駅で、周囲に高台がほとんどありません。値は68.8%、首都圏全駅の中では下位 16%という位置づけになります。路線順では湯河原から数えて23番目で、東京に近い区間に含まれます。

4位 大船(横浜市栄区)

路線順で湯河原から14番目にあたり、ここまでの3駅とは少し離れた区間に位置しています。それでも値は67.6%と高く、丘陵に挟まれた谷筋に市街地が伸びる地形が影響していると考えられます。乗り入れはJR東海道線・JR根岸線・JR横須賀線・江の島線で、複数路線が集まる結節点でもあります。

5位 戸塚(横浜市戸塚区)

ひとつ前の大船とは路線順で隣り合う関係にあり、値も63.8%と近い水準にとどまっています。周囲は台地と谷が入り組む地形で、駅そのものは低い側に置かれています。徒歩圏人口は24,029人、偏差値は43.2。

6位 新川崎川崎市幸区)

徒歩圏人口34,558人を抱える住宅地の駅です。川崎と同じ川崎市幸区にあり、値も63.6%と近い範囲に収まっています。同じ低地帯を共有する駅どうしでは、数値がまとまって出る傾向が見られます。

7位 鶴見(横浜市鶴見区)

海側に埋立と工業地帯が広がり、駅の周辺は標高の低い平地が続きます。値は62.1%で、首都圏全駅の中では下位 27%。路線順では湯河原から21番目にあり、川崎新川崎と連なる位置関係にあります。

8位 茅ヶ崎茅ヶ崎市)

路線順で湯河原から11番目、ここまでの駅より湯河原に近い区間に飛びます。海岸沿いの砂地と河川の下流域が重なる場所で、値は58.9%。乗り入れはJR東海道線・JR相模線です。

9位 小田原小田原市)

湯河原から数えて5番目と、路線の中でもかなり湯河原側に位置しています。山地が海に迫る地域のうち、川がつくった平地に市街地が開けた一帯です。値は57.5%、偏差値46.7。乗り入れ路線はJR東海道新幹線・JR東海道線・大雄山線・小田急小田原線・鉄道線と多く、周辺の交通が集まる駅でもあります。

10位 西大井品川区)

徒歩圏人口は52,271人で、このワーストの中では最も多い部類に入ります。品川区の内陸側にあり、値は56.9%。首都圏全駅の中では下位 38%という位置で、ここから下の順位とは差が詰まってきます。

沿線での位置

下の図は、対象の駅を路線順に並べて値の高さを比べたものです。

JR東海道線の31駅を30年震度6弱以上確率の高さで並べた図(路線順。濃い色は地震で揺れやすい駅)湯河原小田原大船鶴見新川崎川崎西大井新橋73.3%33.6%濃い色=地震で揺れやすい駅

濃く塗られた駅が、このページで取り上げた側にあたります。図を横に追っていくと、値の高い駅が一か所にまとまっているのではなく、いくつかの区間に分かれて現れることが分かります。上位に入った駅の路線順は5番目から29番目までにばらけており、単純に「片側へ行くほど高い」という並びにはなっていません。

一方で、川崎新川崎鶴見のように路線順で近接する駅が揃って高い値を示す場面もあります。局所的なかたまりはあるが、路線全体としては一方向の勾配ではない——記事の冒頭に出る地図と合わせて見ると、この形が読み取りやすくなります。

揺れやすさを分けるのは地盤

同じ路線で値が割れるのは、駅の周辺がどんな地盤の上にあるかが違うためです。震源からの距離は近い駅どうしでほとんど変わりませんが、地表に届いた地震の波は、軟らかく厚い堆積層を通るときに増幅されます。川が運んだ土砂が積もった低地や、海を埋め立てた土地はその条件に当てはまりやすく、逆に固い地層が浅いところにある台地や丘陵では増幅が小さく済みます。

JR東海道線は、山が海に迫る区間から、川の下流に広がる平野、そして大都市の市街地までを一本で結びます。湯河原に近い側では山地と海岸平野が交互に現れ、東京に近い側では低地と台地が入り組みます。上位に入った駅の多くは、この低地側に置かれた駅です。ただし東京に近い区間でも値は一様ではなく、台地の上に乗る駅では数字が抑えられます。だから「東京へ向かうほど揺れやすい」とは言えません。

平均と中央値がほぼ重なっていることからも、極端に高い一部の駅が全体を引っ張っているわけではないと分かります。路線の中で連続的に分布しており、上位と下位の間に断絶があるわけではありません。

まとめ

ここで示した数字は、駅を中心とした円の平均です。実際に住む場所を選ぶときは、次の手順で確かめるのが現実的です。まず自治体の揺れやすさマップや地盤のデータで、候補地そのものの評価を見ます。次に現地へ行き、駅からの高低差、周囲より低い場所かどうか、古い川筋の跡がないかを足で確かめます。最後に建物側の条件——建築時期と耐震基準、地盤改良や杭の有無——を確認します。

JR東海道線の駅は全体として高い水準にあり、上位に入ったからといって住めない場所という意味にはなりません。差は相対のものとして受け取り、備えの厚さを決める材料に使ってください。

よくある質問

Q1. ワースト上位の駅には住まない方がよいのでしょうか

そうは言えません。首都圏はもともと地震の発生確率が高い地域で、この路線の駅はいずれも高い水準にあります。差があるのは事実ですが、それは備えの優先順位をつけるための情報であって、居住の可否を決めるものではありません。建物の耐震性や家具の固定など、同じ場所でも打てる手は残されています。

Q2. この数字は駅の周り全部に当てはまりますか

当てはまりません。値は駅から半径800mの円に重なるメッシュを面積で按分した平均で、円の中でも台地の上と谷底では評価が変わります。同じ駅の徒歩圏でも、実際の地点ごとに条件は異なります。地点単位で確かめたい場合は、地図上の任意の場所を調べられるページを用意しています。

Q3. 逆にJR東海道線で揺れにくいのはどのあたりですか

対になる記事「JR東海道線、地震で揺れにくい駅ランキングTOP10【2026年版】」で、値の低い順に駅を並べています。傾向としては、台地や丘陵の上に置かれた駅、川の下流から離れた駅で数字が抑えられます。同じ路線の中でどこまで差が開くかは、そちらの表で確認できます。

出典・算出方法

  • 指標: 30年震度6弱以上確率 — 駅中心半径800m円と重なるJ-SHIS 250mメッシュの T30_I55_PS(今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率。確率論的地震動予測地図 2024年版・平均ケース・全地震)を重なり面積で按分した平均
  • 対象: JR東海道線の駅のうち、駅条件「pop_2020>=5000」を満たす31駅
  • 順位%は首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)全駅の中での位置(100に近いほど良い)。算出式の版: 6a.1
  • 使用データ:
  • J-SHIS 確率論的地震動予測地図 2024年版(平均ケース・全地震)250mメッシュ(地震ハザード情報提供API)(Y2024/AVR/TTL_MTTL、J-SHIS利用規約(出典明記で利用可。防災科学技術研究所)): https://www.j-shis.bosai.go.jp/api-pshm-meshinfo
  • 国土数値情報 500mメッシュ別将来推計人口(R6国政局推計)2024年度版(2024、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-mesh500r6.html
  • 集計日: 2026-09-21

免責

本記事は公開データを機械的に集計したもので、個々の物件・建物の安全性や資産価値を保証するものではありません。指標は駅中心から半径800mの円で集計しており、同じ駅でも場所によって状況は異なります。ハザードマップ・統計の原典は各公的機関の最新版を必ずご確認ください。