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JR総武線、地震で揺れにくい駅ランキングTOP10【2026年版】

JR総武線で地震で揺れにくい駅の先頭は御茶ノ水(千代田区)で、値は45.6%でした。

2026-09-20 公開 ・ 出典は使用データ

JR総武線の色の濃いところほど揺れやすい地盤(首都圏の中での相対)と駅を重ねた地図

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JR総武線で地震で揺れにくい駅の先頭は御茶ノ水(千代田区)で、値は45.6%でした。次点の秋葉原が49.2%、新日本橋が52.2%と続き、上位には東京寄りの駅と千葉側の駅が混ざっています。

私たち編集部は、防災科学技術研究所が公開する確率論的地震動予測地図を駅ごとに集計し、JR総武線の31駅(徒歩圏人口が一定以上の駅)を30年震度6弱以上確率の低い順に並べました。値の意味は30年以内に震度6弱以上となる確率です。小さいほど、駅から半径800mの円の中で強い揺れに見舞われにくいと読めます。

ただし、読み方には前置きが要ります。対象のうち最も低い値が45.6%、最も高い値が87.9%、真ん中が61.6%でした。首都圏では路線のどこを選んでも30年以内に震度6弱以上となる確率は高い水準にあり、この一覧は「揺れない駅」を探すものではありません。同じ路線の中での相対差を知る材料として見てもらえればと思います。

JR総武線で地震で揺れにくい駅 TOP10

順位 所在地 30年震度6弱以上確率 首都圏での順位 徒歩圏人口(2020)
1 御茶ノ水 千代田区 45.6% 上位 31% 22,605人
2 秋葉原 千代田区 49.2% 上位 43% 28,019人
3 新日本橋 中央区 52.2% 下位 50% 22,727人
4 浅草橋 台東区 53.6% 下位 46% 42,588人
5 幕張本郷 千葉市花見川区 53.9% 下位 45% 23,511人
6 新検見川 千葉市花見川区 54.3% 下位 44% 21,522人
7 津田沼 習志野市 55.9% 下位 41% 34,492人
8 船橋 船橋 56.2% 下位 40% 32,025人
9 馬喰町 中央区 57.5% 下位 36% 42,205人
10 東船橋 船橋 58.1% 下位 35% 24,736人

JR総武線、地震で揺れやすい駅ワースト10【2026年版】

各駅の短評

1位 御茶ノ水(千代田区)

駅のある一帯は台地の縁にあたるとみられます。30年震度6弱以上確率は45.6%で、対象31駅の中では最も低い値でした。首都圏の全駅と比べると上位 31%という位置です。JR中央線・JR総武線・東京メトロ丸ノ内線が乗り入れ、徒歩圏人口は22,605人あります。

2位 秋葉原(千代田区)

JR東北線・JR総武線・常磐新線・東京メトロ日比谷線が集まる乗換駅で、徒歩圏人口は28,019人です。御茶ノ水との開きはわずかで、順位ほどの違いがあるとは読めません。首都圏全駅の中では上位 43%でした。

3位 新日本橋(中央区)

路線順では東京から数えて2番目と、上位10駅の中で最も東京寄りにあります。乗り入れはJR総武線のみで、徒歩圏人口は22,727人です。値は52.2%、偏差値は49.6でした。

4位 浅草橋(台東区)

徒歩圏人口は42,588人で、ここまでの上位駅より住む人の多いエリアになります。値は53.6%、新日本橋との差は小さく、順位の上下をそのまま安全性の差として読む必要はありません。JR総武線・都営浅草線が使えます。

5位 幕張本郷(千葉市花見川区)

ここから千葉側の駅が入ってきます。路線順は東京から数えて20番目で、所在は千葉市花見川区です。海から離れた内陸側にあたり、低い土地が続く区間とは成り立ちが異なる可能性があります。

6位 新検見川(千葉市花見川区)

幕張本郷と同じ千葉市花見川区にあり、路線順でも近い位置にあります。値は54.3%で、幕張本郷との差は大きくありません。徒歩圏人口は21,522人でした。

7位 津田沼(習志野市)

偏差値は47.6、首都圏全駅の中では下位 41%という位置です。徒歩圏人口は34,492人と、上位の中では多い部類に入ります。路線順は19番目で、ここから東京寄りに戻る形で上位駅が続きます。

8位 船橋船橋市)

規模の大きな乗換駅がこの位置に入るのは、住まいを探すうえで選択肢になるでしょう。値は56.2%で、直前の津田沼とほとんど変わりません。乗り入れはJR総武線・東武野田線で、徒歩圏人口は32,025人あります。

9位 馬喰町(中央区)

東京寄りに目を戻すと、路線順3番目のこの駅が入ります。徒歩圏人口は42,205人で、上位の中では大きい方です。値は57.5%、首都圏では下位 36%にあたります。

10位 東船橋船橋市)

路線順は18番目で、船橋津田沼に挟まれる位置にあります。値は58.1%とわずかに高いものの、その2駅との開きは小さく、この区間がまとまって上位に入った形です。徒歩圏人口は24,736人です。

沿線での位置

路線全体の中で上位の駅がどこにあるかを、図にしました。

JR総武線の31駅を30年震度6弱以上確率の高さで並べた図(路線順。濃い色は地震で揺れにくい駅)新日本橋浅草橋御茶ノ水船橋津田沼新検見川銚子87.9%45.6%濃い色=地震で揺れにくい駅

濃く示した駅は一箇所に固まらず、東京寄りの一群と、路線の中ほどの一群に分かれています。棒の高さも一直線に増えるわけではなく、低い区間と高い区間が交互に現れます。台地と低い土地が路線に沿って入れ替わることが、この形に効いているとみられます。

地形と背景の解説

確率の差を生むのは、主に足元の地盤です。固い地層が浅いところにある台地では地震の波が増幅されにくく、川が運んだ砂や泥が厚く積もった低地では、同じ揺れがより大きく伝わります。30年震度6弱以上確率は地震の起こりやすさと地盤の増幅の両方を織り込んだ値なので、近い距離にある駅どうしでも差がつきます。

この路線は東京から銚子まで、台地と低地を何度か横切ります。上位10駅の路線順は2番目から22番目の範囲に収まり、銚子寄りの区間は上位に顔を出しません。内訳を見ると、東京寄りに並ぶ駅と、路線の中ほどにあたる千葉側の駅の2つのまとまりに分かれます。ただし、それぞれの駅が台地と低地のどちらに乗っているかまでは、この集計からは分かりません。

一方で、低い土地を通る区間では同じ路線でも値が大きく動きます。最大値の87.9%と最小値の45.6%の開きが、それを表しています。どの駅も確率としては低くない水準にあるため、この差は「揺れるか揺れないか」ではなく「同じ揺れをどれだけ増幅しにくいか」の差として受け取るのが実態に近いでしょう。

まとめ

沿線で住む場所を探すなら、まず駅単位で傾向をつかみ、次に候補の住所まで絞って確かめるのが近道になります。自治体が配っている揺れやすさマップや地盤のデータで、候補地が台地側か低い土地側かを見ておきましょう。現地では、駅から候補地まで歩いて高低差を体感すると、地図だけでは分からない地形の切り替わりに気づけます。建物の建築年と構造も、同じ地盤なら揺れの伝わり方を左右する要素です。

上位に入った駅でも、確率そのものは低くありません。平均が64.3%という数字は、路線全体が備えを必要とする水準にあることを示しています。

よくある質問

Q1. 総武線で地震に強い駅はどこですか。

御茶ノ水秋葉原新日本橋の順でした。値はそれぞれ45.6%、49.2%、52.2%です。3駅とも東京寄りに並びますが、地盤の種類まではこの集計からは分かりません。千葉側では幕張本郷新検見川が続きます。

Q2. 1位でも確率が高く見えますが、安心してよいのでしょうか。

45.6%という値は、首都圏という地域全体が高い確率帯にあることの裏返しです。この一覧は絶対的な安全を示すものではなく、同じ路線の中でどこが相対的に揺れにくいかを比べるための材料になります。順位に関わらず、家具の固定や備蓄といった備えは欠かせません。

Q3. 駅が上位なら、自宅も揺れにくいのでしょうか。

集計しているのは駅の中心から半径800mの円に重なるメッシュの平均値なので、同じ駅の徒歩圏でも場所によって差があります。台地の上と、そこから下った低い土地が同じ円の中に入ることは珍しくありません。住所が決まっているなら、駅単位の順位より地点ごとの地盤情報の方が実態に近い判断材料になります。

出典・算出方法

  • 指標: 30年震度6弱以上確率 — 駅中心半径800m円と重なるJ-SHIS 250mメッシュの T30_I55_PS(今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率。確率論的地震動予測地図 2024年版・平均ケース・全地震)を重なり面積で按分した平均
  • 対象: JR総武線の駅のうち、駅条件「pop_2020>=5000」を満たす31駅
  • 順位%は首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)全駅の中での位置(100に近いほど良い)。算出式の版: 6a.1
  • 使用データ:
  • J-SHIS 確率論的地震動予測地図 2024年版(平均ケース・全地震)250mメッシュ(地震ハザード情報提供API)(Y2024/AVR/TTL_MTTL、J-SHIS利用規約(出典明記で利用可。防災科学技術研究所)): https://www.j-shis.bosai.go.jp/api-pshm-meshinfo
  • 国土数値情報 500mメッシュ別将来推計人口(R6国政局推計)2024年度版(2024、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-mesh500r6.html
  • 集計日: 2026-09-21

免責

本記事は公開データを機械的に集計したもので、個々の物件・建物の安全性や資産価値を保証するものではありません。指標は駅中心から半径800mの円で集計しており、同じ駅でも場所によって状況は異なります。ハザードマップ・統計の原典は各公的機関の最新版を必ずご確認ください。