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小田急小田原線 土砂災害

小田急小田原線で土砂災害に強い駅は18駅、差が出るのはここから【2026年版】

小田急小田原線の47駅のうち、土砂災害警戒区域率が最良値の0.0%で並ぶ駅は18駅あり、対象全体の38%(4割)を占めます。

2026-09-14 公開 ・ 出典は使用データ

小田急小田原線の色のついたところが土砂災害警戒区域(濃い方が特別警戒区域)と駅を重ねた地図

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小田急小田原線の47駅のうち、土砂災害警戒区域率が最良値の0.0%で並ぶ駅は18駅あり、対象全体の38%(4割)を占めます。これらの駅は表示上同じ値で、この指標では差がつきません。沿線を比べて駅ごとの違いが出てくるのは、残りの駅です。

記事の先頭の地図では、塗られた範囲が土砂災害警戒区域です。特別警戒区域と指定前の区域も含みます。駅の位置と重ねると、区域が駅の近くまで入り込んでいる場所と、まったく重ならない場所が見分けられます。

値は徒歩圏の面積に占める割合です。駅から半径800mの円のうち、土砂災害警戒区域に入る面積の割合を示し、小さいほど徒歩圏で土砂崩れを警戒すべき場所が少ないことになります。対象は徒歩圏人口が一定以上の駅に絞りました。大雨に強い駅を探すときは、浸水の想定とあわせて見ておきたい指標です。

土砂災害に強い駅は18駅(小田急小田原線の38%)

最良値の0.0%で並ぶ駅をすべて載せます。並びは小田原寄りからの路線順で、順位を表すものではありません。

表示が0.0%でも、生の値ではごくわずかに区域がかかっている駅が含まれます。「区域がまったく無い」と読むより、「徒歩圏への広がりが表示の単位に届かないほど小さい」と読むのが正確です。

[小田急小田原線で土砂災害に弱い駅ワースト10【2026年版】](/articles/landslide_ratio-line-aafbe07d-worst)

沿線での位置

対象駅を路線順に並べ、値の大きさを棒の高さで示しました。

小田急小田原線の47駅を土砂災害警戒区域率の高さで並べた図(路線順。濃い色は土砂災害に強い駅)小田原富水渋沢相模大野狛江下北沢新宿20.9%0.0%濃い色=土砂災害に強い駅

最良値の駅は小田原寄りの平野部と、新宿寄りの市街地の二か所にまとまっています。この二つにはさまれた路線の中ほどでは棒が高くなる駅が続き、沿線のなかで差が出るのはこの区間です。

小田原寄りも一様ではありません。平野の中の駅は最良値で並ぶ一方、山すそが駅に近づく場所では棒が伸びます。数駅離れただけで地形が変わるため、同じ地域でも駅ごとに確かめる必要があります。

地形と背景の解説

土砂災害警戒区域は、急な斜面や、土石流が流れ下るおそれのある谷筋に指定されます。平らな台地の上や、川がつくった低地の真ん中では斜面そのものが少なく、区域が徒歩圏に入りにくくなります。この路線で最良値が4割に達するのも、平坦な土地に置かれた駅が多いためです。

新宿寄りの区間は、台地と川沿いの低地が広がる市街地を通ります。建物が密集していても、区域の指定は斜面の有無で決まるため、都心に近い駅ほど値が小さくなりやすい傾向があります。

路線の中ほどは事情が違います。丘陵地を切り開いて住宅地がつくられた区間では、宅地のすぐ脇に造成でできた斜面や谷が残り、区域が駅の近くまで入り込みます。見晴らしのよい高台の街並みは、裏返せば斜面に囲まれているということでもあります。

小田原寄りでは、川沿いの平野に駅が並ぶ区間で値が小さく、山地が迫る区間に入ると上がります。統計の中央値は0.2%、最大値は20.9%で、差の大部分は一部の駅に集中しています。

まとめ

最良値で並ぶ18駅は、この指標で比べても違いがありません。この中から住みやすい駅を選ぶなら、通勤のしやすさや家賃、浸水の想定など、ほかの物差しに切り替えるのが近道です。

一方、候補が路線の中ほどの駅なら、地図で区域の位置を確認してください。同じ駅でも、物件が斜面の上か下か、谷筋に面しているかで状況は変わります。現地では坂や擁壁の有無を見て、自治体のハザードマップで個別の場所を確かめると安心です。値の大きい駅の顔ぶれは「小田急小田原線で土砂災害に弱い駅ワースト10【2026年版】」にまとめています。

よくある質問

Q1. 同じ値の駅がこれほど多いのはなぜですか。どう選べばよいですか。

土砂災害警戒区域は斜面や谷筋にだけ指定されるため、平坦な場所にある駅は軒並み最良値になります。この指標では差がつかないので、候補を絞るときは交通や家賃、水害の指標など別の軸で比べてください。

Q2. 最良値の駅なら、土砂崩れの心配はないと言えますか。

言い切れません。値は駅から半径800mの円の中だけを見ており、円の外や物件の建つ位置は反映していません。また表示が0.0%でも、生の値ではわずかに区域がかかる駅があります。

Q3. 新宿寄りと小田原寄りでは、どちらが区域の少ない駅が多いですか。

最良値の駅は、新宿寄りの市街地にまとまって並びます。小田原寄りでも平野の駅は最良値ですが、山すそに近い駅では値が上がり、場所による差が大きくなります。路線の中ほどの丘陵地の区間は、値の大きい駅が続きます。

出典・算出方法

  • 指標: 土砂災害警戒区域率 — 駅中心半径800m円のうち、土砂災害警戒区域(特別警戒区域含む、指定済・指定前とも)の面積の割合。A33
  • 対象: 小田急小田原線の駅のうち、駅条件「pop_2020>=5000」を満たす47駅
  • 順位%は首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)全駅の中での位置(100に近いほど良い)。算出式の版: 6a.1
  • 使用データ:
  • 国土数値情報 土砂災害警戒区域データ(A33)2025年度版(2025、CC BY 4.0(一部制限あり。国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約+都道府県の利用条件)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-A33-2025.html
  • 国土数値情報 500mメッシュ別将来推計人口(R6国政局推計)2024年度版(2024、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-mesh500r6.html
  • 集計日: 2026-09-15

免責

本記事は公開データを機械的に集計したもので、個々の物件・建物の安全性や資産価値を保証するものではありません。指標は駅中心から半径800mの円で集計しており、同じ駅でも場所によって状況は異なります。ハザードマップ・統計の原典は各公的機関の最新版を必ずご確認ください。