京急本線 土砂災害
京急本線で土砂災害に弱い駅ワースト10【2026年版】
京急本線で土砂災害に弱い駅の1位は安針塚で、土砂災害警戒区域率は58.2%でした。
2026-09-13 公開 ・ 出典は使用データ

京急本線で土砂災害に弱い駅の1位は安針塚で、土砂災害警戒区域率は58.2%でした。表に並ぶ10駅は浦賀寄りに集まっていて、路線順では浦賀から数えて1番目から13番目の範囲に収まります。
値は徒歩圏の面積に占める割合です。駅から半径800mの円のうち、土砂災害警戒区域(特別警戒区域を含む)がどれだけの広さを占めるかを示しています。記事の先頭の地図では、駅の周りに重なって塗られた範囲が警戒区域です。区域は斜面に沿って細長く延びることが多いため、駅からどの方向に広がっているかも合わせて見てください。
対象は京急本線の50駅で、徒歩圏人口が一定以上の駅に絞っています。この記事の目的は、区域の多い駅を避けることではありません。住まいを探すときに何を確かめればよいかを、駅ごとに整理しました。
京急本線で土砂災害に弱い駅 ワースト10
| 順位 | 駅 | 所在地 | 土砂災害警戒区域率 | 首都圏での順位 | 徒歩圏人口(2020) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 安針塚 | 横須賀市 | 58.2% | 下位 1% | 6,732人 |
| 2 | 逸見 | 横須賀市 | 54.5% | 下位 1% | 10,845人 |
| 3 | 京急田浦 | 横須賀市 | 44.9% | 下位 1% | 10,717人 |
| 4 | 浦賀 | 横須賀市 | 38.1% | 下位 1% | 14,701人 |
| 5 | 追浜 | 横須賀市 | 33.8% | 下位 1% | 19,287人 |
| 6 | 汐入 | 横須賀市 | 31.9% | 下位 2% | 10,964人 |
| 7 | 馬堀海岸 | 横須賀市 | 18.6% | 下位 4% | 11,503人 |
| 8 | 県立大学 | 横須賀市 | 17.9% | 下位 5% | 17,608人 |
| 9 | 金沢文庫 | 横浜市金沢区 | 17.5% | 下位 5% | 19,818人 |
| 10 | 堀ノ内 | 横須賀市 | 15.7% | 下位 5% | 13,692人 |
表の外にも、堀ノ内と表示上同じ値の駅が1駅(横須賀中央)あります。
京急本線で土砂災害に強い駅は9駅、差が出るのはここから【2026年版】
各駅の短評
1位 安針塚(横須賀市)
丘陵が海の近くまで迫る地形で、駅の周りに平らな土地はあまりありません。徒歩圏の円のうち警戒区域が58.2%を占め、首都圏全駅で見ても下位 1%に入ります。徒歩圏人口は6,732人です。物件を選ぶときは、建物が区域の内側にあるか外側にあるかを一軒ずつ確かめるのが近道になります。
2位 逸見(横須賀市)
路線順では浦賀から数えて8番目で、安針塚の隣にあたります。値は54.5%で、安針塚に近い水準です。高台の住宅地に住むなら、自宅から駅までの道が区域の中を通るかどうかも見ておきたいところです。徒歩圏人口は10,845人でした。
3位 京急田浦(横須賀市)
安針塚をはさんで逸見の反対側、浦賀から数えて10番目に位置します。警戒区域の割合は44.9%で、首都圏全駅では下位 1%です。谷あいの平らな場所と背後の斜面とでは条件が大きく変わるため、同じ駅の徒歩圏でも住む場所で差が出ます。
4位 浦賀(横須賀市)
路線順で最初に来る駅です。海沿いの低地のすぐ後ろに丘陵が続く地形で、値は38.1%になりました。徒歩圏人口は14,701人で、ここまでの3駅より多くの人が暮らしています。平地側と丘陵側のどちらに住むかで、備え方が変わる駅です。
5位 追浜(横須賀市)
浦賀から数えると11番目で、この表の横須賀市の駅では最も泉岳寺寄りにあります。平地の市街地と丘陵の住宅地が隣り合っていて、警戒区域は33.8%です。人口は19,287人と多めなので、候補の物件が円の中のどこにあるかで区域との関係はかなり違ってきます。
6位 汐入(横須賀市)
逸見の隣で、浦賀側に一つ寄った7番目の駅です。首都圏全駅での位置は下位 2%、値は31.9%でした。海側の平地と内陸の丘陵とで条件が分かれやすい並びなので、坂の上の住宅を検討するときは地図で区域の縁を確かめてください。
7位 馬堀海岸(横須賀市)
値は18.6%で、ここから上位6駅より一段低い水準になります。路線順では浦賀の隣にあたる2番目です。海岸沿いの平地に市街地が広がっているため、区域は背後の丘陵側に偏りやすい地形です。徒歩圏人口は11,503人でした。
8位 県立大学(横須賀市)
徒歩圏人口は17,608人で、住宅がまとまった駅です。浦賀から5番目に位置し、警戒区域の割合は17.9%でした。馬堀海岸との差はわずかで、どちらも駅に近い平地より周りの斜面に注意が向く駅といえます。
9位 金沢文庫(横浜市金沢区)
この表でただ一つ横浜市金沢区にある駅です。徒歩圏人口は19,818人で、表の10駅の中で最も多くなっています。値は17.5%で、首都圏全駅では下位 5%です。駅の近くに市街地が広がり、区域は周りの丘の縁に沿って点在する形になりやすいと考えられます。
10位 堀ノ内(横須賀市)
京急久里浜線・京急本線が乗り入れる駅で、路線順では浦賀から数えて4番目です。区域の割合は15.7%、首都圏全駅での位置は下位 5%でした。乗り換えの便を理由に選ぶ人も多い駅なので、区域の位置は通勤のしやすさと合わせて比べると判断しやすくなります。
沿線での位置
京急本線の全駅を路線順に並べ、警戒区域の割合を棒で示しました。
高い棒は浦賀寄りの区間に固まっていて、表の駅が濃い色で並びます。そこから泉岳寺の方へ進むと棒はしだいに低くなり、ほとんど立たない駅が長く続きます。
区域が多いのは沿線の一部に限られるということです。先頭の地図で塗られた範囲の形を見て、図で駅の並び方を見る。この順で読むと、どの区間から地形が変わるのかがつかめます。
地形と背景の解説
浦賀寄りの区間は、丘陵と谷が入り組んだ土地を通っています。平らな土地が少ないので、住宅地は谷の底や斜面を切り開いた場所に広がってきました。土砂災害警戒区域は急な斜面やその下の土地に指定されるため、こうした地形の駅ほど徒歩圏の円に区域が入り込みます。
泉岳寺寄りでは、線路は川沿いの低地や平坦な台地を走ります。斜面そのものが少ないので、区域はほとんどかからず、最小値は0.0%です。
全駅の中央値は3.3%、平均は9.8%でした。平均が中央値を上回っているのは、浦賀寄りの一部の駅が大きな値で全体を押し上げているためです。沿線の多くの駅は、この指標で見る限り低い水準にあります。
同じ区間の中でも、駅のすぐ前が平地で、少し歩くと急な坂になる場所は珍しくありません。円の中の割合が高くても、区域から離れた場所に住むことはできます。
まとめ
表の駅で住まいを探すなら、まず先頭の地図で、候補の物件と警戒区域の位置関係を確かめてください。次に市区町村のハザードマップで、特別警戒区域かどうかと避難場所を確認します。
契約前には、不動産会社の重要事項説明で、物件が土砂災害警戒区域の中にあるかどうかを聞いておきましょう。内見のときは、建物の裏の斜面や擁壁の状態、駅までの道に急な坂や崖沿いの区間がないかを自分の目で見ておくと安心です。大雨のときにどの道を通って避難するかまで考えておけば、備えとしては十分な出発点になります。
よくある質問
Q1. 警戒区域の割合が高い駅は、駅そのものが危ないということですか?
そうとは限りません。この値は駅を中心にした半径800mの円に占める面積の割合で、駅舎や駅前が区域に入っているかどうかは示していません。同じ駅の徒歩圏でも、平地側と斜面側とで条件は大きく違います。
Q2. 安針塚がワースト1位になったのはなぜですか?
駅の周りに丘陵が迫っていて、徒歩圏の円に斜面が多く入るためです。区域は斜面とその下の土地に指定されるので、平らな土地が少ない駅ほど値が高くなります。人口規模とは関係がなく、地形の違いがそのまま表れています。
Q3. 京急本線で土砂災害に強い駅はどこですか?
強い側の駅は、対になる記事「京急本線で土砂災害に強い駅は9駅、差が出るのはここから【2026年版】」でまとめています。泉岳寺寄りの平坦な区間を中心に、警戒区域がほとんどかからない駅が並びます。
出典・算出方法
- 指標: 土砂災害警戒区域率 — 駅中心半径800m円のうち、土砂災害警戒区域(特別警戒区域含む、指定済・指定前とも)の面積の割合。A33
- 対象: 京急本線の駅のうち、駅条件「pop_2020>=5000」を満たす50駅
- 順位%は首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)全駅の中での位置(100に近いほど良い)。算出式の版: 6a.1
- 使用データ:
- 国土数値情報 土砂災害警戒区域データ(A33)2025年度版(2025、CC BY 4.0(一部制限あり。国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約+都道府県の利用条件)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-A33-2025.html
- 国土数値情報 500mメッシュ別将来推計人口(R6国政局推計)2024年度版(2024、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-mesh500r6.html
- 集計日: 2026-09-14
免責
本記事は公開データを機械的に集計したもので、個々の物件・建物の安全性や資産価値を保証するものではありません。指標は駅中心から半径800mの円で集計しており、同じ駅でも場所によって状況は異なります。ハザードマップ・統計の原典は各公的機関の最新版を必ずご確認ください。