SUMUTO

京成本線 浸水

京成本線で大規模な浸水に強い駅は13駅、差が出るのはここから【2026年版】

京成本線の37駅のうち、浸水深3m以上の想定区域が徒歩圏でほぼ見られない駅は13駅あり、対象の35%(4割)を占めます。

2026-09-21 公開 ・ 出典は使用データ

京成本線の青=浸水0.5m以上、濃い青=3m以上の想定区域と駅を重ねた地図

この地図を動かして見る →

京成本線の37駅のうち、浸水深3m以上の想定区域が徒歩圏でほぼ見られない駅は13駅あり、対象の35%(4割)を占めます。この13駅は表示上どれも0.0%で横並びなので、順位を付けても意味がありません。駅ごとの差が出るのは残りの駅です。

記事の先頭の地図では、青く塗られた範囲が洪水浸水想定区域です。色が濃いほど想定される水の深さが大きくなります。駅の点と路線を重ねて見ると、京成本線のどのあたりが深い浸水の想定に入るかが分かります。

ここで扱う値は徒歩圏の面積に占める割合です。駅から半径800mの円の中で、想定最大規模の大雨のときに浸水深3m以上になる区域がどれだけの面積を占めるかを示します。浸水深3mは、2階の床の高さまで水が届く深さです。対象は京成本線の駅のうち、徒歩圏人口が一定以上の駅に絞っています。

大規模な浸水に強い駅は13駅(京成本線の35%)

次の13駅は、徒歩圏に占める浸水深3m以上の区域が表示上0.0%です。並びは路線順で、上から順に良いという意味ではありません。

表示が同じでも、生の値が一致しているとは限りません。ごく小さな区域が円の端にかかる駅も含まれており、「深い浸水の想定区域が徒歩圏にほとんど入らない」と読むのが正確です。

京成本線で大規模な浸水に弱い駅ワースト10【2026年版】

沿線での位置

京成本線の駅を路線順に並べ、値を棒の高さで示しました。

京成本線の37駅を洪水浸水想定率(3m以上)の高さで並べた図(路線順。濃い色は大規模な浸水に強い駅)京成上野京成中山谷津実籾勝田台京成臼井公津の杜京成成田100.0%0.0%濃い色=大規模な浸水に強い駅

棒が高く伸びているのは京成上野寄りの区間で、都内の川沿いを走るあたりに集まります。そこから東へ進み、千葉県の内陸に入ると棒がほとんど見えない駅が続きます。13駅の顔ぶれも船橋市・習志野市・八千代市・佐倉市・成田市に広がり、成田空港寄りの区間に偏っています。

もっとも、成田空港寄りでも棒がわずかに立つ駅は点在します。千葉県内の駅でも、川や谷筋に近い駅は値が出ることがあるため、図は「この区間は総じて低い」という目安として見てください。

地形と背景の解説

浸水深3m以上の区域は、堤防に守られた内側の低地に集中します。海面と同じくらいか、それより低い土地や、もともと湿地だった場所では、いったん堤防を越えたり切れたりすると水が引きにくく、深く溜まりやすくなります。

京成上野寄りの区間は、大きな川に挟まれた下町の低地を通ります。川沿いの平らな土地は昔から住宅が密集してきた一方で、水の逃げ場が少ない地形でもあります。沿線全体の平均が18.5%、中央値が0.6%と開いているのは、一部の区間に深い浸水の想定が固まり、ほかの多くの駅はごく小さい値に収まっているためです。最大値は100.0%に達します。

一方、千葉県側に入ると線路は下総台地の上を走る区間が長くなります。台地は周囲より一段高く、川があふれても水が上がってきにくい地形です。13駅の多くがこの台地の上や縁にあることが、横並びの結果につながっていると考えられます。ただし台地の中にも谷が入り込んでおり、谷底では浅い浸水が想定されることがあります。3m以上という深さで見れば問題が小さくても、浅い浸水まで含めると別の見え方になります。

まとめ

京成本線で深い浸水を避けたい場合、13駅はまず候補に入れてよい駅です。この中では値に差が付かないので、選ぶ決め手は通勤時間や家賃、買い物の便利さなど、ほかの条件になります。

候補の駅が決まったら、自治体のハザードマップで住みたい番地そのものを確認してください。浅い浸水や内水(下水があふれる浸水)の想定は、この値には入っていません。現地では、駅から家までの道に坂があるか、低い場所を通るかを歩いて確かめると安心です。

よくある質問

Q1. 京成本線で大規模な浸水に強い駅はどこですか?

浸水深3m以上の区域が徒歩圏でほぼ見られない駅は13駅で、上のリストにすべて載せています。船橋市から成田市にかけての千葉県側に集まっており、どの駅も表示上は同じ値です。

Q2. 0.0%と表示されていれば浸水しないのですか?

そうとは言えません。値は駅から半径800mの円で測った割合で、表示が0.0%でもごく小さな区域がかかっている駅があります。また、3mより浅い浸水や、円の外側の土地は含みません。同じ駅の徒歩圏でも場所によって状況は変わるため、住所ごとの確認が欠かせません。

Q3. 同じ値の駅が多いのはなぜですか?その中でどう選べばよいですか?

千葉県側の多くの駅が台地の上にあり、深い浸水が想定される区域から外れているためです。この指標では差が付かないので、選ぶときは浅い浸水の想定や地震の揺れやすさなど、ほかの災害の指標とあわせて比べるのがおすすめです。京成上野寄りの駅を検討している場合は、対になる記事で値の大きい駅を確認してください。

出典・算出方法

  • 指標: 洪水浸水想定率(3m以上) — 駅中心半径800m円のうち、洪水浸水想定区域(想定最大規模)で浸水深3m以上の面積の割合。A31b 浸水深ランク3以上
  • 対象: 京成本線の駅のうち、駅条件「pop_2020>=5000」を満たす37駅
  • 順位%は首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)全駅の中での位置(100に近いほど良い)。算出式の版: 6a.1
  • 使用データ:
  • 国土数値情報 洪水浸水想定区域(1次メッシュ単位)(A31b)2025年度版(2025、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-A31b-2025.html
  • 国土数値情報 500mメッシュ別将来推計人口(R6国政局推計)2024年度版(2024、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-mesh500r6.html
  • 集計日: 2026-09-22

免責

本記事は公開データを機械的に集計したもので、個々の物件・建物の安全性や資産価値を保証するものではありません。指標は駅中心から半径800mの円で集計しており、同じ駅でも場所によって状況は異なります。ハザードマップ・統計の原典は各公的機関の最新版を必ずご確認ください。