東武伊勢崎線 浸水
東武伊勢崎線で大規模な浸水に強い駅ランキングTOP10【2026年版】
大規模な浸水に最も強かったのは、東武伊勢崎線では越谷駅(越谷市)で、表示上の値は0.0%でした。
2026-09-22 公開 ・ 出典は使用データ

大規模な浸水に最も強かったのは、東武伊勢崎線では越谷駅(越谷市)で、表示上の値は0.0%でした。上位には越谷市と草加市の駅が続きます。浅草寄りの東京都区部に入ると、上位に残るのは竹ノ塚だけです。
記事の先頭の地図では、色の付いた範囲が洪水浸水想定区域を示しています。駅を囲む円に色がどれだけかかるかを見れば、駅ごとの違いが分かります。私たちは国土数値情報の洪水浸水想定区域(想定最大規模)を駅ごとに集計し、東武伊勢崎線の36駅(徒歩圏人口が一定以上の駅)を洪水浸水想定率(3m以上)の低い順に並べました。
値は徒歩圏の面積に占める割合です。浸水深3m以上は、住宅の上の階の近くまで水が届く深さにあたります。小さいほど、駅から半径800mの円の中で深い浸水が想定される場所が少ないことになります。浅い浸水は数えていないので、「浸水しない」ではなく「深く浸かる範囲が狭い」と読んでください。
東武伊勢崎線で大規模な浸水に強い駅 TOP10
| 順位 | 駅 | 所在地 | 洪水浸水想定率(3m以上) | 首都圏での順位 | 徒歩圏人口(2020) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1(同率) | 越谷 | 越谷市 | 0.0% | 上位 17% | 24,595人 |
| 2(同率) | 竹ノ塚 | 足立区 | 0.0% | 上位 40% | 29,371人 |
| 3(同率) | 新田 | 草加市 | 0.2% | 下位 47% | 21,507人 |
| 4(同率) | 草加 | 草加市 | 0.2% | 下位 47% | 28,267人 |
| 5(同率) | 新越谷 | 越谷市 | 0.3% | 下位 40% | 25,360人 |
| 6(同率) | 谷塚 | 草加市 | 0.3% | 下位 39% | 25,139人 |
| 7(同率) | 蒲生 | 越谷市 | 0.3% | 下位 39% | 23,550人 |
| 8 | 獨協大学前 | 草加市 | 1.3% | 下位 29% | 29,884人 |
| 9 | 加須 | 加須市 | 3.2% | 下位 23% | 8,225人 |
| 10 | 北越谷 | 越谷市 | 4.7% | 下位 20% | 20,111人 |
東武伊勢崎線で大規模な浸水に弱い駅ワースト10【2026年版】
各駅の短評
1位 越谷(越谷市)
表示上の値が竹ノ塚と同じで、この組は順位の差に意味がありません。越谷市の中心駅で、徒歩圏人口は24,595人です。首都圏全駅の中では上位 17%に入り、低地が広がる沿線でも、深い浸水の想定区域が円の中にほとんどかかりません。
2位 竹ノ塚(足立区)
足立区に入ってからの区間で、上位に入ったのはこの駅だけです。路線順では羽生から数えて24番目にあたります。29,371人が暮らす徒歩圏は、周りの駅と比べて深い浸水の想定区域から外れています。
3位 新田(草加市)
この駅と草加は表示上同じ値で、この組の順位の差に意味はありません。草加市の北寄り、越谷市との境に近い位置にあります。値は0.2%で、首都圏全駅の中では下位 47%です。
4位 草加(草加市)
市の名前を冠した駅で、徒歩圏人口は28,267人を数えます。羽生から数えると22番目で、上位の駅が並ぶ区間のほぼ中ほどです。周囲は平らな低地ですが、深い浸水が想定される範囲は円の端にわずかにかかる程度にとどまります。
5位 新越谷(越谷市)
ここから谷塚・蒲生までの3駅は表示上同じ値で、この組の順位の差に意味はありません。越谷駅の隣にあり、越谷から続く越谷市内の区間に含まれます。首都圏全駅の中での位置は下位 40%です。
6位 谷塚(草加市)
草加市の南端近く、東京都との境に近い駅です。ここを過ぎて浅草寄りへ進むと、上位に残る駅は竹ノ塚だけになります。駅の周りには25,139人が暮らしています。
7位 蒲生(越谷市)
路線順で見ると、羽生寄りから新越谷の次に並びます。値は0.3%で、越谷市内の上位駅と近い水準です。人口規模は23,550人で、上位の中では平均的といえます。
8位 獨協大学前(草加市)
同率の組はこの駅以降になく、値の差がそのまま順位の差になります。1.3%という値は、上位の同率組より深い浸水の想定区域が円の中に少し広く入ることを示しています。徒歩圏人口は29,884人で、上位10駅の中で最も多い駅です。
9位 加須(加須市)
上位の駅の中で唯一、羽生寄りの区間から入りました。羽生から数えて3番目で、ほかの上位駅とは離れています。人口は8,225人と、上位の中では小さめの規模です。
10位 北越谷(越谷市)
越谷市内の上位駅のうち、最も羽生寄りに位置します。値は4.7%で、首都圏全駅の中では下位 20%です。この駅より羽生側へ進むと、深い浸水の想定区域が広がる駅が増えていきます。
沿線での位置
駅を路線順に並べると、深い浸水の想定がどこに偏っているかが見えてきます。
濃い色の上位駅は、路線の中ほど、越谷市から草加市にかけての区間にまとまっています。北越谷(16番目)から竹ノ塚(24番目)までの間に、加須を除く上位駅がすべて収まる形です。
一方、浅草寄りの東京都区部では棒の高い駅が続き、羽生寄りの区間も加須を除けば値の高い駅が目立ちます。沿線全体の中央値は21.8%、平均は32.7%で、上位駅はこれを大きく下回っています。
地形と背景の解説
浸水深3m以上の深い浸水は、大きな川の堤防に守られた内側の低地や、周囲より一段低いくぼ地で想定されやすい傾向があります。堤防が切れると、水は低いところへ集まって深く溜まるためです。海抜ゼロメートル地帯や、かつての湿地を埋めて広がった市街地がその典型といえます。
路線の浅草寄りは、大きな川に挟まれた東京都東部の低地を走ります。そのため区部の区間では、徒歩圏の大半に深い浸水が想定される駅が並びました。竹ノ塚がこの区間で上位に入ったのは、深い想定区域から外れた位置に駅があるためと考えられます。
越谷市から草加市にかけての区間も低地ですが、今回の指標では値の低い駅が集まりました。注意したいのは、この指標が3m以上の深い浸水だけを数えている点です。浅い浸水の想定区域は含まないため、上位の駅でも大雨のときに道路や一階が浸かる可能性は残ります。
埼玉県北東部にあたる羽生寄りは、大きな川の流域に広がる平野です。加須は上位に入ったものの、周辺には深い浸水が想定される駅もあり、同じ区間でも駅ごとの差が大きく出ています。
まとめ
結論として、東武伊勢崎線で大規模な浸水に強い駅は、越谷市・草加市の区間と竹ノ塚、それに加須です。住まいを探すなら、まず候補の駅がこの区間に入るかを確かめ、次に市区町村のハザードマップで、住む予定の番地がどの深さの想定区域にかかるかを見てください。
駅の値は半径800mの円全体の割合なので、同じ徒歩圏でも場所によって想定は変わります。現地では駅から自宅までの道に坂道やくぼ地がないかを歩いて確かめると、地図だけでは分からない高低差をつかめます。
よくある質問
Q1. このランキングは何を基準にしていますか
駅から半径800mの円のうち、洪水で浸水深3m以上が想定される区域の面積の割合を比べています。想定最大規模の降雨を前提とした国の公開データを使い、値の低い順に並べました。
Q2. 上位の駅なら、自宅が浸水しないと考えてよいですか
そうとは限りません。この値は円全体の割合で、同じ駅の徒歩圏でも番地によって想定は違います。3m未満の浅い浸水も数えていないため、個別の場所はハザードマップで確かめてください。
Q3. 浸水に弱い駅は沿線のどのあたりに集中していますか
多いのは浅草寄りの東京都区部の区間で、大きな川に挟まれた低地を走る区間と重なります。埼玉県内にも値の高い駅があり、詳しい顔ぶれは対になる弱い側の記事にまとめています。
出典・算出方法
- 指標: 洪水浸水想定率(3m以上) — 駅中心半径800m円のうち、洪水浸水想定区域(想定最大規模)で浸水深3m以上の面積の割合。A31b 浸水深ランク3以上
- 対象: 東武伊勢崎線の駅のうち、駅条件「pop_2020>=5000」を満たす36駅
- 順位%は首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)全駅の中での位置(100に近いほど良い)。算出式の版: 6a.1
- 使用データ:
- 国土数値情報 洪水浸水想定区域(1次メッシュ単位)(A31b)2025年度版(2025、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-A31b-2025.html
- 国土数値情報 500mメッシュ別将来推計人口(R6国政局推計)2024年度版(2024、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-mesh500r6.html
- 集計日: 2026-09-23
免責
本記事は公開データを機械的に集計したもので、個々の物件・建物の安全性や資産価値を保証するものではありません。指標は駅中心から半径800mの円で集計しており、同じ駅でも場所によって状況は異なります。ハザードマップ・統計の原典は各公的機関の最新版を必ずご確認ください。