小田急小田原線 水害
小田急小田原線で大雨に強い駅は5駅、差が出るのはここから【2026年版】
小田急小田原線で浸水想定がゼロの駅は5駅あり、対象駅の11%(1割)です。
2026-09-13 公開 ・ 出典は使用データ

小田急小田原線で浸水想定がゼロの駅は5駅あり、対象駅の11%(1割)です。この5駅は値が0.0%で横並びなので、順位の差はありません。駅ごとの差が出てくるのは、残りの駅のほうです。
記事の先頭の地図では、色が付いた範囲が洪水の浸水想定区域です。駅を囲む円にその色がかからなければ、この記事でいう「大雨に強い駅」にあたります。私たちは国土数値情報の洪水浸水想定区域(想定最大規模)を駅ごとに集計しました。値は徒歩圏の面積に占める割合で、駅から半径800mの円のうち、浸水深0.5m以上が想定される部分がどれだけあるかを表します。
対象は小田急小田原線の47駅です。駅の周りに人がほとんど住んでいない駅は外し、徒歩圏人口が一定以上の駅に絞っています。
大雨に強い駅は5駅(小田急小田原線の11%)
徒歩圏に浸水深0.5m以上の想定区域がまったく入らない駅を、すべて載せます。
路線の並び順に載せており、上から良い順というわけではありません。
沿線での位置
小田急小田原線の全駅を路線順に並べ、値を棒の長さで表しました。
濃い色の駅は路線の中ほどに点在し、端のほうには現れません。丘陵や台地にかかる区間でぽつぽつと現れ、その前後では棒が急に伸びる駅が続きます。隣り合う駅でも値が大きく変わることが、この図から読み取れます。
小田原寄りの平野部と新宿寄りの市街地では、どちらも棒が伸びる区間があります。地図と見比べると、色の付いた範囲が川筋に沿って帯のように広がっているのが分かります。
地形と背景の解説
この路線は、平野、盆地の縁、台地、丘陵を順に通り抜けていきます。洪水の浸水想定区域は川があふれたときに水が集まる低い土地に広がるので、線路が高い土地の上を通るか、低い土地を通るかで、駅ごとの値が大きく変わります。
浸水想定がゼロの駅は、周りより一段高い台地の上か、丘陵を切り開いて造った住宅地の中にあります。こうした場所では、川の水面との高低差が大きく、あふれた水が届きにくくなります。渋沢・小田急相模原・相模大野・百合ヶ丘・読売ランド前の顔ぶれを地図で見ると、どの駅も円の中に色の付いた範囲が入っていません。
一方、大きな川を渡る前後の駅は、川沿いの低地に円がかかります。台地と低地の境には崖線と呼ばれる急な斜面が続くことがあり、その下側に出ると値が一気に上がります。昔の川の流れの跡である旧河道も、周りより低いため想定区域に含まれやすい場所です。駅の位置が崖線の上か下か、旧河道にかかるかどうかで、同じ沿線でも結果が分かれます。
小田原寄りでは広い平野を走る区間が長く、新宿寄りでは都市部を流れる川の近くを通ります。浸水想定がゼロの駅はその間にある高い土地に集まっていて、地形の起伏がそのまま値の差になっています。
まとめ
浸水想定がゼロの5駅は、この指標の上では同じ位置にいます。どの駅が上ということはないので、通勤のしやすさや家賃など、ほかの条件で比べてください。
気になる駅がこの5駅に入っていなければ、対になる記事で値の大きい側を確かめられます。住まい選びの前には、市区町村のハザードマップで物件の場所の浸水深を確認してください。駅前から住まいの候補地まで歩き、道がどちらへ傾いているかを体で確かめるのも役に立ちます。
よくある質問
Q1. 浸水想定がゼロの駅は、絶対に浸水しないのですか
そうとは言えません。この値は駅から半径800mの円で集計したもので、円の外側や、想定の元になっていない小さな川・水路のあふれ、雨水が下水から逆流する内水氾濫は含みません。住まいの候補地ごとにハザードマップを見るのが確実です。
Q2. 同じ値の駅がいくつも並ぶのはなぜですか。その中ではどう選べばよいですか
浸水想定区域が円の中にまったく入らない駅は、みな同じ値になるためです。この指標では差が付かないので、通勤のしやすさ、買い物の便、家賃、坂の多さなど、暮らしに合うほかの条件で選ぶことをおすすめします。
Q3. 「浸水深0.5m以上」とはどのくらいの浸水ですか
大人の膝から腰のあたりまで水が来る深さで、住宅の床上まで浸水するおそれがある目安とされています。3mを超える想定の場所では、建物の地面に近い階が水に沈むほどの深さになります。
出典・算出方法
- 指標: 洪水浸水想定率(0.5m以上) — 駅中心半径800m円のうち、洪水浸水想定区域(想定最大規模)で浸水深0.5m以上の面積の割合。A31b 浸水深ランク2以上
- 対象: 小田急小田原線の駅のうち、駅条件「pop_2020>=5000」を満たす47駅
- 順位%は首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)全駅の中での位置(100に近いほど良い)。算出式の版: 6a.1
- 使用データ:
- 国土数値情報 洪水浸水想定区域(1次メッシュ単位)(A31b)2025年度版(2025、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-A31b-2025.html
- 国土数値情報 500mメッシュ別将来推計人口(R6国政局推計)2024年度版(2024、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-mesh500r6.html
- 集計日: 2026-09-14
免責
本記事は公開データを機械的に集計したもので、個々の物件・建物の安全性や資産価値を保証するものではありません。指標は駅中心から半径800mの円で集計しており、同じ駅でも場所によって状況は異なります。ハザードマップ・統計の原典は各公的機関の最新版を必ずご確認ください。