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東武伊勢崎線 水害

東武伊勢崎線で大雨に強い駅ランキングTOP10【2026年版】

東武伊勢崎線の36駅で洪水の浸水想定を比べたところ、最も値が小さかったのは堀切駅(足立区)の57.6%でした。

2026-09-15 公開 ・ 出典は使用データ

東武伊勢崎線の青=浸水0.5m以上、濃い青=3m以上の想定区域と駅を重ねた地図

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東武伊勢崎線の36駅で洪水の浸水想定を比べたところ、最も値が小さかったのは堀切駅(足立区)の57.6%でした。2番手は鐘ヶ淵駅の70.3%、3番手は小菅駅の72.5%です。上位は浅草寄りの駅が中心になっています。一方で、対象駅全体の中央値は97.4%です。この路線では上位の駅でも徒歩圏に浸水想定区域が広く入るため、「大雨に強い」は路線の中で比べたときの位置として読んでください。

記事の先頭の地図で青く塗られている範囲が、洪水の浸水想定区域です。駅の徒歩圏にあたる円に、青い範囲がどれだけかかっているかを見てください。ランキングの値は徒歩圏の面積に占める割合です。駅から半径800mの円のうち、想定最大規模の洪水で浸水深0.5m以上になる区域の広さを割合で示しており、小さいほど深い浸水が想定される土地が少ないことを意味します。

集計には国土数値情報の洪水浸水想定区域を使いました。対象は東武伊勢崎線のうち、徒歩圏人口が一定以上ある駅に絞っています。

東武伊勢崎線で大雨に強い駅 TOP10

順位 所在地 洪水浸水想定率(0.5m以上) 首都圏での順位 徒歩圏人口(2020)
1 堀切 足立区 57.6% 下位 21% 19,214人
2 鐘ヶ淵 墨田区 70.3% 下位 17% 25,374人
3 小菅 足立区 72.5% 下位 16% 25,650人
4 牛田 足立区 76.7% 下位 15% 30,579人
5 浅草 台東区 82.6% 下位 13% 37,166人
6 北越谷 越谷 86.5% 下位 12% 20,111人
7 越谷 越谷 88.1% 下位 11% 24,595人
8 北千住 足立区 90.2% 下位 11% 33,640人
9 とうきょうスカイツリー 墨田区 90.4% 下位 11% 43,883人
10 新田 草加市 91.8% 下位 10% 21,507人

東武伊勢崎線で大雨に弱い駅は5駅、差が出るのはここから【2026年版】

各駅の短評

1位 堀切(足立区)

2位以下の駅と比べて、ひとつだけ値が離れています。路線順では羽生から数えて31番目で、浅草寄りの区間にある駅です。首都圏全駅の中での位置は下位 21%で、徒歩圏人口は19,214人。値そのものは小さくないので、円のどちら側に想定区域が広がっているかを地図で確かめておくと安心です。

2位 鐘ヶ淵(墨田区)

堀切の隣にあり、路線順では32番目にあたります。徒歩圏人口は25,374人と、生活圏としての厚みもあります。首都圏全駅の中で見ると下位 17%です。

3位 小菅(足立区)

路線上では北千住を挟んで羽生側にあり、羽生から数えて28番目の駅です。堀切と同じ区にあり、同じ区の中でも駅によって値が変わることがわかります。徒歩圏人口は25,650人でした。

4位 牛田(足立区)

北千住堀切の間にある駅です。値は76.7%で、首都圏全駅の中では下位 15%。徒歩圏人口は30,579人で、上位の中では多い方に入ります。

5位 浅草(台東区)

この路線を羽生から順に並べたときの、反対側の端にある駅です。東京メトロ銀座線・東武伊勢崎線・都営浅草線が乗り入れ、徒歩圏人口は37,166人です。都心側の端の駅でも、徒歩圏には浸水想定区域が広く入っています。

6位 北越谷越谷市)

TOP10の中では数少ない埼玉県の駅で、路線順は16番目です。羽生寄りの区間で上位に入った駅は多くありません。値は86.5%、徒歩圏人口は20,111人でした。

7位 越谷越谷市)

北越谷の隣駅で、同じ市の中の2駅が続いて表に入りました。値は88.1%で、首都圏全駅の中では下位 11%の位置です。徒歩圏人口は24,595人です。

8位 北千住(足立区)

JR常磐線・常磐新線・東京メトロ千代田線・東京メトロ日比谷線・東武伊勢崎線が集まる乗り換えの拠点です。小菅牛田と隣り合い、上位の駅が路線順で続く区間の中ほどにあります。徒歩圏人口は33,640人。通勤の便と合わせて検討する人が多い駅なので、駅のどちら側に住むかまで地図で見ておくとよいでしょう。

9位 とうきょうスカイツリー(墨田区)

TOP10の中で、徒歩圏人口が最も多いのがこの駅で、43,883人です。浅草の隣にあり、路線順は36番目。値は90.4%で、首都圏全駅の中では下位 11%にあたります。

10位 新田(草加市)

埼玉県の駅で、越谷より浅草側、羽生から数えて20番目にあります。値は91.8%、徒歩圏人口は21,507人です。ここから下の順位では、値の差がさらに小さくなっていきます。

沿線での位置

対象駅を路線順に並べて、値を棒の長さで表しました。

東武伊勢崎線の36駅を洪水浸水想定率(0.5m以上)の高さで並べた図(路線順。濃い色は大雨に強い駅)羽生北越谷新田北千住牛田鐘ヶ淵浅草100.0%57.6%濃い色=大雨に強い駅

濃い色の棒は浅草寄りに多く、とくに小菅から鐘ヶ淵までは、路線順で隣り合う駅がまとまって上位に入っています。もうひとつのまとまりは北越谷越谷のあたりです。上位の駅は、羽生から数えて16番目から37番目の範囲に収まっています。

羽生寄りの区間に、濃い色の棒はありません。棒の長さもほぼそろっており、路線の大半では駅ごとの差がわずかです。

地形と背景の解説

東武伊勢崎線の沿線は、大きな川がいくつも流れる平らな低地に広がっています。台地の上を通る区間が目立たないため、ほかの路線でよく見られる「台地の駅が上位、低地の駅が下位」というはっきりした分かれ方にはなりません。対象駅全体の平均が93.2%であることからも、路線全体で浸水想定区域が広いことがわかります。

そのため、この路線での順位は、低地の中のわずかな高低差で決まります。自然堤防のように周りより少し高い土地や、想定される浸水が0.5mに届かない土地が円の中にどれだけあるか、という違いです。浅草寄りで上位の駅が続くのは、そうした土地が徒歩圏の一部に含まれているためと考えられます。

羽生寄りの区間は、川沿いの低地が遠くまで続きます。円のほぼ全体が想定区域に入る駅が多く、順位の差がつきにくい区間です。同じ区や市の中でも駅によって値が変わるので、区や市の単位ではなく駅の単位で比べる意味があります。

まとめ

東武伊勢崎線で住む場所を探すときは、この表で路線内での位置をつかんだうえで、候補の駅の徒歩圏のどこに想定区域がかかっているかを先頭の地図で確かめてください。市区町村が公開しているハザードマップでは、同じ駅の近くでも通りごとの浸水深の違いがわかります。建物の階数や、避難先までの道のりも一緒に確認しておくと、実際の備えにつながります。

路線の反対側の傾向は、対になる記事にまとめています。候補の駅がどちらに近いか、見比べてから絞り込むのがおすすめです。

よくある質問

Q1. この順位は、住む家そのものが浸水しにくいことを表していますか

表していません。値は駅から半径800mの円の中を集計したもので、円のどこに家があるかによって想定される浸水深は変わります。住所が決まったら、ハザードマップでその場所の浸水深を個別に確認してください。

Q2. 堀切だけ値が離れているのはなぜですか

最良値で並ぶ駅は1駅で、ほかに同じ値の駅はありません。円の中に浸水想定が0.5mに届かない土地を含む割合が、ほかの駅より大きいためです。ただし値そのものは小さくないので、「浸水の心配が無い駅」ではなく「この路線の中では想定区域が狭い駅」と受け止めてください。

Q3. TOP10に入らなかった駅は、どう見ればよいですか

路線の多くの駅は値が近く、順位の差は小さくなっています。対になる記事で値の大きい側の駅を確認し、気になる駅はサイト内の住所検索で、実際に住む場所を採点してみてください。

出典・算出方法

  • 指標: 洪水浸水想定率(0.5m以上) — 駅中心半径800m円のうち、洪水浸水想定区域(想定最大規模)で浸水深0.5m以上の面積の割合。A31b 浸水深ランク2以上
  • 対象: 東武伊勢崎線の駅のうち、駅条件「pop_2020>=5000」を満たす36駅
  • 順位%は首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)全駅の中での位置(100に近いほど良い)。算出式の版: 6a.1
  • 使用データ:
  • 国土数値情報 洪水浸水想定区域(1次メッシュ単位)(A31b)2025年度版(2025、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-A31b-2025.html
  • 国土数値情報 500mメッシュ別将来推計人口(R6国政局推計)2024年度版(2024、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-mesh500r6.html
  • 集計日: 2026-09-16

免責

本記事は公開データを機械的に集計したもので、個々の物件・建物の安全性や資産価値を保証するものではありません。指標は駅中心から半径800mの円で集計しており、同じ駅でも場所によって状況は異なります。ハザードマップ・統計の原典は各公的機関の最新版を必ずご確認ください。