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京急本線 水害

京急本線で大雨に強い駅は16駅、差が出るのはここから【2026年版】

京急本線で洪水浸水想定率(0.5m以上)が0.0%の駅は、16駅あります。

2026-08-23 公開 ・ 出典は使用データ

京急本線の青=浸水0.5m以上、濃い青=3m以上の想定区域と駅を重ねた地図

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京急本線で洪水浸水想定率(0.5m以上)が0.0%の駅は、16駅あります。対象となる50駅のうち32%、割合にして3割がここに入り、この16駅のあいだに水害の想定という点での差はありません。この記事では、その線の内側にどの駅があるのかを全部並べます。

上の地図は、国が公表している洪水の浸水想定区域をそのまま重ねたものです。青く塗られた範囲が想定区域で、色の濃いところほど深く浸かると見込まれています。駅名が入っている点が、これから挙げる駅です。

値は徒歩圏の面積に占める割合です。駅を中心とした半径800mの円のうち、想定最大規模の洪水で浸水深0.5m以上になる区域がどれだけを占めるかを表し、小さいほど徒歩圏に浸水の想定が少ないことを意味します。集計の対象は徒歩圏人口が一定以上の50駅で、人口の少ない駅は数値が振れやすいため外しました。

路線全体では、最小が0.0%、最大が99.9%、中央値が7.3%、平均は23.4%でした。中央値が平均よりかなり低いという形は、想定の小さい駅が数のうえで多数を占め、一部の駅だけが極端に大きい分布だということを示しています。

大雨に強い駅は16駅(京急本線の32%)

次の16駅は、徒歩圏に浸水深0.5m以上の想定区域が含まれない駅です。並びは路線順で、上下に意味はありません。

  • 浦賀(横須賀市)
  • 馬堀海岸(横須賀市)
  • 京急大津(横須賀市)
  • 堀ノ内(横須賀市)
  • 県立大学(横須賀市)
  • 横須賀中央(横須賀市)
  • 汐入(横須賀市)
  • 逸見(横須賀市)
  • 安針塚(横須賀市)
  • 京急田浦(横須賀市)
  • 能見台(横浜市金沢区)
  • 京急富岡(横浜市金沢区)
  • 杉田(横浜市磯子区)
  • 屏風浦(横浜市磯子区)
  • 京急東神奈川(横浜市神奈川区)
  • 神奈川新町(横浜市神奈川区)

顔ぶれは、浦賀側の横須賀市内で連なる区間と、横浜市内の丘陵沿いに点在する駅の二つに分かれます。いずれも台地や丘陵の上にあるか、谷あいであっても大きな河川の氾濫原から外れた場所です。この16駅から選ぶのであれば、水害の想定ではなく、通勤先までの時間や家賃、駅前の買い物環境といった別の条件で比べることになります。

値の大きい駅がどこかを知りたい方は、対になる記事をご覧ください。→ 京急本線で大雨に弱い駅ワースト10【2026年版】

沿線での位置

上の駅が路線のどこにあるかを、補助の図で確かめておきます。対象駅を路線順に並べ、棒の高さで洪水浸水想定率(0.5m以上)を表したもので、濃い色が想定区域を含まない駅です。

京急本線の50駅を洪水浸水想定率(0.5m以上)の高さで並べた図(路線順。濃い色は大雨に強い駅)浦賀堀ノ内汐入京急田浦杉田神奈川新町泉岳寺99.9%0.0%濃い色=大雨に強い駅

濃い色は左寄り、つまり浦賀側にまとまって現れます。一方、棒が高く伸びるのは泉岳寺側に寄った区間で、しかも高い棒はとびとびではなく、隣り合う駅で続けて立ち上がります。地形の変わり目が駅単位ではなく区間単位で訪れることの表れです。

地形と背景の解説

値が分かれる理由は、線路がどこを通っているかでほぼ説明がつきます。浦賀側の区間は三浦半島の丘陵地を縫うように走り、谷あいに市街地があっても、大きな川の氾濫原には当たりません。泉岳寺側は事情が違い、複数の河川が海へ注ぐ低地を横切ります。

横浜市内にも0.0%の駅が点在するのは、台地の縁や丘陵の上に駅が置かれているためです。同じ路線でも、台地の上をたどる区間と低地を横切る区間とでは、土地の条件がまったく別物になります。浸水の想定は路線の性格ではなく、駅ごとの地形で決まると考えたほうが実態に近いです。

まとめ

京急本線には、徒歩圏に浸水の想定が入らない駅が16駅あり、その多くが浦賀寄りの丘陵地と横浜市内の台地に位置していました。このなかでは水害の想定で優劣がつかないため、他の条件を基準に選んで構いません。

候補が絞れたら、自治体のハザードマップを開き、住みたい場所が半径800mの円のどのあたりにあるかを確かめてください。現地では、駅からどちら側へ坂が下っているかを歩いて確かめるだけでも、地図の数字が実感に変わります。

よくある質問

Q1. 値が同じ駅が16駅もあります。このなかからどう選べばいいですか

洪水の浸水想定という一点では、この16駅に差がありません。選ぶ材料になるのは、通勤時間、家賃、駅前の買い物環境、地震の揺れやすさといった別の指標です。同じ0.0%であっても、土砂災害や高潮については別のデータで確かめる必要があります。

Q2. 値が0.0%なら、駅の周りはどこでも安心ですか

集計しているのは駅を中心とした半径800mの円で、円の内側でも場所によって条件は変わります。円のすぐ外側から想定区域が始まっていることもあります。住所が決まっているなら、その地点でハザードマップを確認してください。

Q3. 洪水以外の水害もこの数字に入っていますか

入っているのは洪水の浸水想定区域のうち、浸水深0.5m以上にあたる部分だけです。高潮、内水氾濫、津波はそれぞれ別の想定区域として公表されており、この数字には含まれていません。海や川に近い駅では、それぞれの想定区域も併せてご覧ください。

出典・算出方法

  • 指標: 洪水浸水想定率(0.5m以上) — 駅中心半径800m円のうち、洪水浸水想定区域(想定最大規模)で浸水深0.5m以上の面積の割合。A31b 浸水深ランク2以上
  • 対象: 京急本線の駅のうち、駅条件「pop_2020>=5000」を満たす50駅
  • 順位%は首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)全駅の中での位置(100に近いほど良い)。算出式の版: 6a.1
  • 使用データ:
  • 国土数値情報 洪水浸水想定区域(1次メッシュ単位)(A31b)2025年度版(2025、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-A31b-2025.html
  • 国土数値情報 500mメッシュ別将来推計人口(R6国政局推計)2024年度版(2024、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-mesh500r6.html
  • 集計日: 2026-09-13

免責

本記事は公開データを機械的に集計したもので、個々の物件・建物の安全性や資産価値を保証するものではありません。指標は駅中心から半径800mの円で集計しており、同じ駅でも場所によって状況は異なります。ハザードマップ・統計の原典は各公的機関の最新版を必ずご確認ください。