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京成本線 津波 危険

京成本線で津波に弱い駅ワースト10【2026年版】

京成本線で津波の浸水想定がもっとも広く重なるのは大神宮下で、値は57.1%です。

2026-09-24 公開 ・ 出典は使用データ

京成本線の色の濃いところが津波の浸水想定(濃いほど深い)と駅を重ねた地図

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京成本線で津波の浸水想定がもっとも広く重なるのは大神宮下で、値は57.1%です。京成船橋、船橋競馬場と船橋市内の駅が続き、ワーストの上位はいずれも東京湾に近い区間に集まっています。

記事の先頭の地図には、津波浸水想定区域のレイヤーが重なっています。塗られた範囲が想定区域で、駅を中心にした円のどこにかかっているかを見ると、数字の意味がつかみやすくなります。ここで並べた値は徒歩圏の面積に占める割合です。駅から半径800mの円のうち、想定区域(深さは問わない)が占める面積を示しています。

対象は京成本線の37駅で、徒歩圏人口が一定以上の駅に絞りました。この記事は、値の大きい順に並べた「備えておきたい側」のランキングです。駅の良し悪しを決めるものではなく、住まいを探すときに何を確かめればよいかの手がかりとして読んでください。

京成本線で津波に弱い駅 ワースト10

順位 駅 所在地 津波浸水想定率 首都圏での順位 徒歩圏人口(2020)
1 大神宮下 船橋市 57.1% 下位 4% 30,032人
2 京成船橋 船橋市 50.9% 下位 5% 32,776人
3 船橋競馬場 船橋市 47.6% 下位 6% 21,089人
4 海神 船橋市 24.2% 下位 9% 26,532人
5(同率) 京成八幡 市川市 16.3% 下位 11% 31,741人
6(同率) 京成中山 船橋市 16.3% 下位 11% 30,997人
7 鬼越 市川市 15.3% 下位 11% 27,003人
8 谷津 習志野市 11.2% 下位 12% 26,833人
9 京成西船 船橋市 8.9% 下位 12% 27,164人
10 東中山 船橋市 3.4% 下位 14% 30,327人

京成本線で津波に強い駅は24駅、差が出るのはここから【2026年版】

各駅の短評

1位 大神宮下(船橋市)

路線全体で値がもっとも大きい駅です。海に向かって低い土地が続く位置にあり、円の海側に想定区域が広く入ります。首都圏全駅の中での位置は下位 4%、徒歩圏人口は30,032人で、住宅地としての規模もあります。

2位 京成船橋(船橋市)

大神宮下の隣、京成上野寄りにある駅です。船橋の中心部に近く、徒歩圏人口は32,776人と今回の表の中でも多い部類に入ります。値は50.9%で、人の多い市街地にも想定区域がかかることを示しています。

3位 船橋競馬場(船橋市)

京成上野から数えて24番目で、大神宮下をはさんで京成船橋の反対側に位置します。海側に埋立地が広がる一帯に近く、値は47.6%です。上位の三駅は隣り合っており、この区間がひとまとまりで想定区域に接していると読めます。

4位 海神(船橋市)

値はここで一段下がり、24.2%になります。京成船橋の京成上野寄りの隣駅で、円の一部に想定区域がかかる形です。偏差値は38.7で、上位の駅とは差があります。

5位 京成八幡(市川市)

この駅と次の京成中山は表示上同じ値(16.3%)で、順位の差に意味はありません。市川市内にあり、表の中ではもっとも京成上野寄りの駅です。徒歩圏人口は31,741人と多く、生活の場としての比重は大きい駅です。

6位 京成中山(船橋市)

京成上野から数えて18番目で、市川市との境に近い船橋市西部にあります。徒歩圏人口は30,997人です。円のうち海に近い側だけに想定区域がかかる形で、駅の北側と南側で事情が変わる典型といえます。

7位 鬼越(市川市)

路線順では京成八幡と京成中山のあいだに挟まる駅です。値は15.3%で、両隣とほぼ同じ水準にあります。この一帯は、想定区域が円の端に少しずつ入る駅が連続している区間です。

8位 谷津(習志野市)

表の中でただひとつ習志野市の駅で、もっとも成田空港寄りに位置します。船橋競馬場の隣にあたり、海側の低地に近い立地です。値は11.2%、首都圏全駅の中での位置は下位 12%です。

9位 京成西船(船橋市)

数字の上では、円のごく一部にだけ想定区域が入る段階に入ります。値は8.9%です。乗り換えの駅に近い立地で、徒歩圏人口は27,164人あります。

10位 東中山(船橋市)

表の最後の駅で、値は3.4%にとどまります。京成中山と京成西船のあいだにあり、円の大部分は想定区域の外です。ワースト10に入ってはいるものの、上位の駅とは性格がかなり違います。

沿線での位置

京成本線の駅を路線順に並べ、値の大きさを棒で示しました。

京成本線の37駅を津波浸水想定率の高さで並べた図(路線順。濃い色は津波に弱い駅)京成上野京成八幡京成中山京成西船海神大神宮下谷津京成成田57.1%0.0%濃い色=津波に弱い駅

濃い色の棒は、路線のまんなかよりやや成田空港寄りの一区間に固まっています。ワースト10の駅は、京成上野から数えて16番目から25番目までに収まっています。

その両側では棒がほとんど立ちません。京成上野寄りの東京都内の駅は表に入っておらず、成田空港寄りの内陸の駅も同じです。津波の影響が沿線全体に薄く広がるのではなく、特定の区間に集中していることが図から読み取れます。

地形と背景の解説

津波の浸水想定は、主に海岸からの距離と土地の標高で決まります。京成本線は京成上野を出たあと東京湾の北岸に沿うように東へ進み、市川・船橋・習志野のあたりで海にもっとも近づきます。この区間の海側には低地や埋立地が広がっているため、駅から半径800mの円に想定区域が入りやすくなります。

成田空港寄りでは、線路は海から離れて台地の上を進みます。標高があり海岸からも遠いため、想定区域はほぼかかりません。京成本線全体の中央値が0.0%、平均が6.8%にとどまるのは、この内陸の区間が長いためです。

もうひとつ押さえておきたいのが、想定の作り方です。津波の浸水想定は都県ごとに作成されており、前提とする地震や作成した時期が千葉県と東京都で異なります。そのため、県境をまたいで値を並べたとき、差のすべてが地形の違いとは限りません。なお、内陸の埼玉県はそもそも想定の対象外です。

まとめ

京成本線で津波に備えておきたいのは、市川市から習志野市にかけての東京湾に近い区間です。とくに船橋市内の隣り合う駅では、円の中の広い範囲に想定区域がかかります。

この区間で住まいを探すなら、駅の数字だけで判断せず、物件の住所が想定区域の内側か外側かを確かめてください。同じ駅でも、線路の北側と海側では条件が大きく変わります。自治体の津波ハザードマップで浸水の深さと避難先を確認し、現地では海側へ下る坂や周囲の高い建物の位置も見ておくと安心です。住所単位の評価は住所で採点から調べられます。

よくある質問

Q1. 京成本線で津波の心配がもっとも少ないのはどのあたりですか?

成田空港寄りの台地を走る区間の駅は、値が0.0%で並んでいます。ワースト10に入らなかった駅の多くはこの水準で、対になる記事で詳しく紹介しています。

Q2. 千葉県と東京都で津波の想定が違うのはなぜですか?

浸水想定は国がまとめて作るものではなく、都県がそれぞれ作成しています。想定する地震の規模や作成した時期が都県で異なるため、県境の前後で値の出方が変わることがあります。比べるときは同じ都県の中で見るのが確実です。

Q3. 駅の値が小さければ、周りのどこに住んでも安全ですか?

そうとは限りません。値は駅から半径800mの円の中での面積の割合で、円の外や円の中の特定の場所の条件までは表しません。住まいの候補が決まったら、その住所でハザードマップを確認してください。

出典・算出方法

  • 指標: 津波浸水想定率 — 駅中心半径800m円のうち、津波浸水想定区域(深さ問わず)の面積の割合。A40。内陸県(埼玉)は設定対象外のため0
  • 対象: 京成本線の駅のうち、駅条件「pop_2020>=5000」を満たす37駅
  • 順位%は首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)全駅の中での位置(100に近いほど良い)。算出式の版: 6a.1
  • 使用データ:
  • 国土数値情報 津波浸水想定データ(A40)千葉=2018年度版、東京=2023年度版、神奈川=2020年度版(2023/2020/2018、CC BY 4.0(一部制限あり。千葉県は県の解説ページ確認が条件)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-A40-2024.html
  • 国土数値情報 500mメッシュ別将来推計人口(R6国政局推計)2024年度版(2024、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-mesh500r6.html
  • 集計日: 2026-09-25

免責

本記事は公開データを機械的に集計したもので、個々の物件・建物の安全性や資産価値を保証するものではありません。指標は駅中心から半径800mの円で集計しており、同じ駅でも場所によって状況は異なります。ハザードマップ・統計の原典は各公的機関の最新版を必ずご確認ください。