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京成本線 津波

京成本線で津波に強い駅は24駅、差が出るのはここから【2026年版】

京成本線では、津波浸水想定区域が徒歩圏にまったく入らない駅が24駅あります。

2026-09-24 公開 ・ 出典は使用データ

京成本線の色の濃いところが津波の浸水想定(濃いほど深い)と駅を重ねた地図

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京成本線では、津波浸水想定区域が徒歩圏にまったく入らない駅が24駅あります。対象駅の65%(6割)にあたり、値はどれも0.0%です。この24駅は横並びで、津波という物差しでは差がつきません。値が付くのは残りの駅で、最も大きい大神宮下では57.1%に達します。

値は徒歩圏の面積に占める割合です。駅から半径800mの円のうち、津波浸水想定区域がどれだけを占めるかを表します。浸水の深さは問わず、想定区域に入るかどうかだけで面積を数えています。対象は京成本線の37駅で、徒歩圏人口が一定以上の駅に絞りました。

津波に強い駅は24駅(京成本線の65%)

次の駅は、徒歩圏に津波浸水想定区域がゼロです。並びは路線順で、順位ではありません。

  • 京成上野(台東区)
  • 日暮里(荒川区)
  • 新三河島(荒川区)
  • 町屋(荒川区)
  • 千住大橋(足立区)
  • 京成関屋(足立区)
  • 堀切菖蒲園(葛飾区)
  • お花茶屋(葛飾区)
  • 青砥(葛飾区)
  • 京成高砂(葛飾区)
  • 京成小岩(江戸川区)
  • 市川真間(市川市)
  • 京成津田沼(習志野市)
  • 京成大久保(習志野市)
  • 実籾(習志野市)
  • 八千代台(八千代市)
  • 京成大和田(八千代市)
  • 勝田台(八千代市)
  • 志津(佐倉市)
  • ユーカリが丘(佐倉市)
  • 京成臼井(佐倉市)
  • 京成佐倉(佐倉市)
  • 公津の杜(成田市)
  • 京成成田(成田市)

差が出るのはここから先の駅です。ワースト10の中で値が最も小さい東中山でも3.4%あり、船橋競馬場は47.6%、京成船橋は50.9%、大神宮下は57.1%と、船橋市の駅で大きく跳ね上がります。値が付く駅の顔ぶれと数値は、対の記事にまとめています。

京成本線で津波に弱い駅ワースト10【2026年版】

沿線での位置

対象駅を路線順に並べ、津波浸水想定率を棒の高さで示しました。

京成本線の37駅を津波浸水想定率の高さで並べた図(路線順。濃い色は津波に強い駅)京成上野京成関屋京成高砂実籾志津京成成田57.1%0.0%濃い色=津波に強い駅

図の駅名ラベルは一部しか出ていないため、補足します。棒が立つのは路線の中ほどで、京成八幡や鬼越のある市川市から、京成中山・海神・京成船橋・大神宮下・船橋競馬場と続く船橋市、そして谷津(習志野市)までの区間です。ワースト10の駅は、京成上野から数えて16番目から25番目の間に収まっています。

その前後は平らです。京成上野寄りの東京都内の駅と、成田空港寄りの駅は棒が立たず、この指標では互いに区別がつきません。津波の想定は路線全体に散らばっているのではなく、一続きの区間に集中していると読めます。

地形と背景の解説

津波の浸水想定は、主に海岸からの距離と土地の高さで決まります。海から離れるほど、また標高が高いほど、想定区域には入りにくくなります。京成本線は東京都から千葉県を横切って走るため、駅によって海岸との距離も標高も異なり、その違いがこの指標の差になって表れます。

値が付く駅は、路線の中ほどの市川市・船橋市・習志野市に並んでいます。徒歩圏の円が想定区域にどれだけかかるかで値が決まるため、同じ区間の駅でも、円の中に占める想定区域の広さによって数値にかなりの開きが出ます。

一方で、京成上野寄りの東京都内の駅は想定区域に入っていません。川沿いの低い土地にある駅も含まれるので、津波の想定に入らないからといって水に強い土地とは限りません。大雨による洪水の想定は別のデータで作られており、結果が大きく違うことがあります。「津波に強い」と「大雨に強い」は分けて考える必要があります。

もう一つ知っておきたいのは、津波の想定が都県ごとに別の前提で作られている点です。東京都と千葉県では、想定を作成した時期や前提となる条件が同じではありません。都県境をまたいで数値を並べるときは、同じ物差しで測った値ではないことを頭に置いておく必要があります。

まとめ

京成本線で津波を気にする人がまず押さえたいのは、「24駅は想定区域に入らない」という線引きです。この範囲から選ぶなら津波では差がないので、通勤のしやすさや家賃、洪水の想定といった別の条件で比べるのが実際的です。

値が付く区間の駅が候補にある場合は、対の記事で数値を確かめたうえで、自治体のハザードマップで住まいの位置が想定区域にかかるかを見てください。同じ駅の徒歩圏でも、方角によって標高が違うことがあります。気になる住所があれば、住所単位で採点するページで直接確かめるのが確実です。

よくある質問

Q1. 同じ値の駅がこれほど多いのはなぜですか。また、その中でどう選べばよいですか。

津波の浸水想定区域は海に近い低い土地に広がるため、そこから離れた駅はまとめて想定区域の外になり、値がゼロで並びます。この中では津波による差がないので、洪水の想定や通勤のしやすさ、家賃など別の指標で比べて選ぶのが現実的です。

Q2. 想定区域に入らない駅なら、駅の近くのどこでも津波は来ないのですか。

この値は駅を中心とした半径800mの円で集計したもので、円の外の様子や、想定を超える規模の津波までは表していません。同じ駅の周辺でも場所によって高さや海からの距離が違うため、住まいの位置は自治体のハザードマップで個別に確かめてください。

Q3. 大神宮下や京成船橋の値が高いのはなぜですか。

津波の想定は海岸からの距離と標高で決まり、徒歩圏の円に想定区域が広くかかる駅ほど値が大きくなります。船橋市の駅はその重なりが大きく、この路線で値が目立って高くなっています。住まいを考えるときは、駅の値だけでなく、物件の位置が想定区域の内か外かを確かめることが大切です。

出典・算出方法

  • 指標: 津波浸水想定率 — 駅中心半径800m円のうち、津波浸水想定区域(深さ問わず)の面積の割合。A40。内陸県(埼玉)は設定対象外のため0
  • 対象: 京成本線の駅のうち、駅条件「pop_2020>=5000」を満たす37駅
  • 順位%は首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)全駅の中での位置(100に近いほど良い)。算出式の版: 6a.1
  • 使用データ:
  • 国土数値情報 津波浸水想定データ(A40)千葉=2018年度版、東京=2023年度版、神奈川=2020年度版(2023/2020/2018、CC BY 4.0(一部制限あり。千葉県は県の解説ページ確認が条件)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-A40-2024.html
  • 国土数値情報 500mメッシュ別将来推計人口(R6国政局推計)2024年度版(2024、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-mesh500r6.html
  • 集計日: 2026-09-25

免責

本記事は公開データを機械的に集計したもので、個々の物件・建物の安全性や資産価値を保証するものではありません。指標は駅中心から半径800mの円で集計しており、同じ駅でも場所によって状況は異なります。ハザードマップ・統計の原典は各公的機関の最新版を必ずご確認ください。