東武野田線 地震
東武野田線、地震で揺れにくい駅ランキングTOP10【2026年版】
東武野田線で地震の揺れに見舞われる確率が最も低い駅は岩槻で、値は42.3%でした。
2026-09-17 公開 ・ 出典は使用データ

東武野田線で地震の揺れに見舞われる確率が最も低い駅は岩槻で、値は42.3%でした。2位は大宮公園、3位は川間です。上位には大宮に近い駅が多く入り、船橋寄りでも柏市・松戸市の駅が顔を出しています。
私たち編集部は、防災科学技術研究所の地震ハザード情報を駅ごとに集計し、東武野田線の35駅を並べました。対象は、徒歩圏人口が一定以上の駅です。値は30年以内に震度6弱以上となる確率で、駅から半径800mの円の平均をとっています。小さいほど、地盤が硬く揺れが増幅されにくい場所が徒歩圏に多いと読めます。
前提として、首都圏はどこでもこの確率が高めに出ます。値が小さい駅でも「地震の心配がない」という意味にはなりません。この記事は、同じ路線の中でどこが相対的に揺れにくいかを比べるためのものです。
東武野田線で地震で揺れにくい駅 TOP10
| 順位 | 駅 | 所在地 | 30年震度6弱以上確率 | 首都圏での順位 | 徒歩圏人口(2020) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 岩槻 | さいたま市岩槻区 | 42.3% | 上位 24% | 15,657人 |
| 2 | 大宮公園 | さいたま市大宮区 | 48.7% | 上位 41% | 14,029人 |
| 3(同率) | 川間 | 野田市 | 50.2% | 上位 45% | 11,510人 |
| 4(同率) | 大宮 | さいたま市大宮区 | 50.2% | 上位 45% | 19,329人 |
| 5(同率) | 七光台 | 野田市 | 51.9% | 上位 50% | 5,653人 |
| 6(同率) | 北大宮 | さいたま市大宮区 | 51.9% | 上位 50% | 18,621人 |
| 7 | 高柳 | 柏市 | 53.8% | 下位 45% | 10,881人 |
| 8 | 新柏 | 柏市 | 54.4% | 下位 44% | 20,793人 |
| 9 | 大和田 | さいたま市見沼区 | 54.5% | 下位 44% | 15,780人 |
| 10 | 六実 | 松戸市 | 55.2% | 下位 42% | 13,573人 |
各駅の短評
1位 岩槻(さいたま市岩槻区)
路線内で値が最も小さく、42.3%でした。大宮から数えて6番目の駅で、首都圏全駅の中でも上位 24%に入ります。比較的しっかりした地盤の上に街が広がっていると考えられ、徒歩圏人口は15,657人です。
2位 大宮公園(さいたま市大宮区)
大宮からわずか3番目で、さいたま市の中心部に近い住宅地の駅です。岩槻との差はあるものの、首都圏全駅で見ると上位 41%にあたり、偏差値は51.6でした。
3位 川間(野田市)
川間と次の大宮は表示上同じ値(50.2%)で、この2駅の順位の差に意味はありません。川間は千葉県に入ってからの区間にあり、大宮から数えて13番目です。埼玉県側だけでなく、路線の中ほどにも揺れにくい駅があることを示しています。
4位 大宮(さいたま市大宮区)
乗り入れる路線が多いターミナルで、JR上越新幹線・JR川越線・JR東北新幹線・JR東北線・JR高崎線・伊奈線・東武野田線が使えます。路線順では先頭の駅です。徒歩圏人口は19,329人と多く、通勤の便と揺れにくさの両方を重視する人には候補になります。
5位 七光台(野田市)
七光台と次の北大宮も表示上同じ値(51.9%)で、順位の差に意味はありません。川間の隣にあたる14番目の駅で、野田市内の2駅が続けて上位に入りました。徒歩圏人口は5,653人で、上位の中では小さめです。
6位 北大宮(さいたま市大宮区)
大宮の隣、2番目に位置します。首都圏全駅の中では上位 50%で、全国平均並みの水準です。徒歩圏人口は18,621人あり、大宮周辺の住宅地として人口の厚い駅です。
7位 高柳(柏市)
柏市の駅で、船橋寄りの区間から入りました。大宮から数えると28番目です。値は53.8%で、偏差値は48.8でした。
8位 新柏(柏市)
上位10駅の中で徒歩圏人口が最も多く、20,793人です。路線上では25番目で、高柳と同じ柏市内にあります。人が多く住む街で、路線内では揺れにくい側に入る駅です。
9位 大和田(さいたま市見沼区)
大宮寄りの4番目で、大宮公園の隣の駅です。大宮周辺の駅がそろって上位に入る流れはここまで続きます。首都圏全駅の中では下位 44%でした。
10位 六実(松戸市)
松戸市にあり、高柳の隣の29番目の駅です。値は55.2%で、路線全体の中央値58.7%より低くなっています。柏市から松戸市にかけての区間にも、揺れにくい側の駅があることが分かります。
沿線での位置
大宮から船橋まで、駅を路線順に並べた図です。
濃い色の棒(上位10駅)は、大宮に近い区間に最も多く集まっています。そこから少し進んだ区間では棒が高くなり、値の大きい駅が続きます。千葉県に入ると再び低めの駅が現れ、柏市から松戸市にかけても濃い色の棒が点在します。
記事の先頭の地図では、駅の周りの揺れやすさの分布を面で確認できます。図は駅単位の平均なので、地図と合わせて見ると、同じ駅の徒歩圏でもどちら側が揺れにくいかが読み取れます。
地形と背景の解説
同じ路線でもこの確率に差が出る主な理由は、足元の地盤の違いです。台地の上は比較的硬い地盤が浅いところにあり、揺れが増幅されにくい傾向があります。一方、川沿いの低地のように柔らかい土が厚く積もった場所では、同じ地震でも揺れが大きくなりやすくなります。
東武野田線では、大宮寄りの駅(大宮、北大宮、大宮公園、大和田、岩槻)がそろって上位に入りました。この区間は台地の上に街が広がっている場所が多いと考えられます。その先の区間は川沿いの低地を横切るため、揺れやすい側の駅が続きます。
千葉県側では、川間・七光台のように路線の中ほどに入る駅と、新柏・高柳・六実のように船橋寄りの駅が上位に入りました。台地と低地が入り組んだ地形では、隣り合う駅でも値が上下します。路線全体の平均は60.4%で、上位の駅もこの水準から大きくは離れていません。首都圏全体が高い水準にあることを踏まえ、差は相対的なものとして読んでください。
まとめ
東武野田線で揺れにくさを重視するなら、岩槻をはじめとする大宮寄りの駅が第一の候補になります。千葉県側で探す場合は、柏市・松戸市の上位駅や野田市の2駅が候補です。
候補を絞ったら、自治体が公開している揺れやすさマップや地盤の情報で、住みたい街区の地盤を確かめてください。現地では、台地の上か低地かを坂や高低差で確認できます。建物の耐震性能は地盤とは別に効くので、物件ごとの建築年や構造もあわせて確認するのが確実です。
よくある質問
Q1. 東武野田線で一番地震に強い駅はどこですか?
この指標では岩槻(さいたま市岩槻区)が最も値が小さく、42.3%でした。ただし、これは30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率の比較で、建物の強さは含みません。首都圏全体でこの確率は高めに出る点も押さえておいてください。
Q2. 大宮寄りと船橋寄りでは、どちらが揺れにくい傾向がありますか?
上位10駅は大宮寄りに多く、この区間は揺れにくい傾向がはっきり出ています。船橋寄りにも新柏や六実のような上位の駅がありますが、揺れにくい駅と揺れやすい駅が混在しています。区間全体の傾向より、駅ごとの値で判断するのが確実です。
Q3. 同じ駅でも場所によって揺れやすさは変わりますか?
変わります。この値は駅から半径800mの円に含まれる地点の平均で、同じ徒歩圏でも台地側と低地側では揺れやすさが異なります。住まいを決める前に、自治体の揺れやすさマップで具体的な場所を確認してください。
出典・算出方法
- 指標: 30年震度6弱以上確率 — 駅中心半径800m円と重なるJ-SHIS 250mメッシュの T30_I55_PS(今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率。確率論的地震動予測地図 2024年版・平均ケース・全地震)を重なり面積で按分した平均
- 対象: 東武野田線の駅のうち、駅条件「pop_2020>=5000」を満たす35駅
- 順位%は首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)全駅の中での位置(100に近いほど良い)。算出式の版: 6a.1
- 使用データ:
- J-SHIS 確率論的地震動予測地図 2024年版(平均ケース・全地震)250mメッシュ(地震ハザード情報提供API)(Y2024/AVR/TTL_MTTL、J-SHIS利用規約(出典明記で利用可。防災科学技術研究所)): https://www.j-shis.bosai.go.jp/api-pshm-meshinfo
- 国土数値情報 500mメッシュ別将来推計人口(R6国政局推計)2024年度版(2024、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-mesh500r6.html
- 集計日: 2026-09-18
免責
本記事は公開データを機械的に集計したもので、個々の物件・建物の安全性や資産価値を保証するものではありません。指標は駅中心から半径800mの円で集計しており、同じ駅でも場所によって状況は異なります。ハザードマップ・統計の原典は各公的機関の最新版を必ずご確認ください。