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東武野田線 水害

東武野田線で大雨に弱い駅ワースト10【2026年版】

東武野田線で大雨による浸水想定がもっとも広いのは春日部です。

2026-09-15 公開 ・ 出典は使用データ

東武野田線の青=浸水0.5m以上、濃い青=3m以上の想定区域と駅を重ねた地図

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東武野田線で大雨による浸水想定がもっとも広いのは春日部です。徒歩圏の98.6%が、浸水深0.5m以上の想定区域にかかります。七光台(96.9%)と八木崎(96.7%)がこれに続き、ワースト10には春日部市と野田市の駅が目立ちます。

記事の先頭にある地図では、青く塗られた範囲が洪水の浸水想定区域です。駅ごとの値は徒歩圏の面積に占める割合で、駅から半径800mの円のうち、想定最大規模の洪水で浸水深0.5m以上になる区域が占める割合を表します。対象は東武野田線の35駅で、徒歩圏人口が一定以上の駅に絞りました。

沿線全体の中央値は8.7%、平均は29.7%です。この水準と比べると、表に並ぶ駅の値がどれほど高いかが分かります。ただし、この記事は住む場所の候補から外すためのものではありません。候補の駅で何に備え、どこを確かめるかを考えるための材料として読んでください。

東武野田線で大雨に弱い駅 ワースト10

順位 所在地 洪水浸水想定率(0.5m以上) 首都圏での順位 徒歩圏人口(2020)
1 春日部 春日部 98.6% 下位 5% 17,102人
2 七光台 野田市 96.9% 下位 7% 5,653人
3 八木崎 春日部 96.7% 下位 7% 13,162人
4 藤の牛島 春日部 96.5% 下位 7% 10,404人
5 川間 野田市 92.0% 下位 10% 11,510人
6 愛宕 野田市 79.5% 下位 14% 10,684人
7 清水公園 野田市 78.0% 下位 14% 7,399人
8 豊春 春日部 75.5% 下位 15% 15,185人
9 東岩槻 さいたま市岩槻 70.9% 下位 17% 12,948人
10 南桜井 春日部 63.1% 下位 19% 13,966人

東武野田線で大雨に強い駅は9駅、差が出るのはここから【2026年版】

各駅の短評

1位 春日部春日部市)

乗り入れ路線は東武伊勢崎線・東武野田線で、沿線を代表する乗り換え駅です。値は98.6%で、徒歩圏のほとんどが想定区域に入ります。首都圏全駅の中での位置は下位 5%、徒歩圏人口は17,102人です。暮らす人が多い駅なので、物件を選ぶ段階で建物の階数と避難先への道のりを確かめておくと安心です。

2位 七光台(野田市)

路線順では大宮から数えて14番目にあたる、野田市内の駅です。徒歩圏人口は5,653人で、今回の表の中ではもっとも小さい規模です。住宅地の広がりは控えめですが、値は96.9%と春日部に迫ります。

3位 八木崎春日部市)

春日部の大宮寄りの隣に位置します。隣り合う駅がそろって高い値になるのは、駅の周りに平らな低地が途切れず続いているためと考えられます。値は96.7%で、首都圏全駅の中での位置は下位 7%でした。

4位 藤の牛島春日部市)

春日部を挟んで八木崎の反対側、船橋寄りの隣にある駅です。春日部市内で連続する駅が、この表の上位を占めています。値は96.5%、徒歩圏人口は10,404人です。

5位 川間(野田市)

路線順に見ると、埼玉県から千葉県に入って最初の駅にあたります。県をまたいでも値は高いままで、92.0%となりました。徒歩圏人口が11,510人とまとまった規模なので、自治体のハザードマップで浸水が続く時間まで確認しておくと備えを考えやすくなります。

6位 愛宕(野田市)

ここから上位の駅とは値に段差があり、川間の92.0%に対して79.5%です。それでも首都圏全駅の中での位置は下位 14%で、浸水想定の広い駅に変わりはありません。徒歩圏の中でも想定区域から外れる場所があるかどうかは、先頭の地図で見分けられます。

7位 清水公園(野田市)

七光台愛宕に挟まれた位置にあり、野田市内で続けて並ぶ駅がそろって表に入りました。徒歩圏人口は7,399人で、値は78.0%です。周りの駅と同じ低地の上にあると考えるのが自然でしょう。

8位 豊春春日部市)

徒歩圏人口は15,185人と、表に並ぶ駅の中では多いほうです。八木崎の大宮寄りの隣にあたり、この駅から春日部にかけて値の高い駅が続きます。値は75.5%、首都圏全駅の中での位置は下位 15%でした。

9位 東岩槻(さいたま市岩槻区)

さいたま市内から表に入ったのは、この駅だけです。大宮側へ戻るにつれて値は低くなっていくので、台地と低地の境目がこの付近にあることがうかがえます。値は70.9%で、徒歩圏人口は12,948人です。

10位 南桜井春日部市)

藤の牛島川間の間にありながら、値は63.1%と両隣より低めに出ました。徒歩圏の中に、想定区域から外れる土地がある程度含まれていると考えられます。とはいえ沿線の平均29.7%を大きく上回るので、候補にするなら住所ごとの確認は欠かせません。

沿線での位置

次の図は、駅を路線順に並べて各駅の値を棒の高さで示したものです。

東武野田線の35駅を洪水浸水想定率(0.5m以上)の高さで並べた図(路線順。濃い色は大雨に弱い駅)大宮東岩槻八木崎藤の牛島南桜井七光台愛宕船橋98.6%0.0%濃い色=大雨に弱い駅

濃い色の棒は、大宮から数えて7番目から16番目までの区間にまとまっています。大宮寄りの端と、船橋寄りの長い区間には、棒の低い駅が並びます。値の高い駅が沿線の中ほどの一続きの区間に集まっている、というのが図から読み取れる一番の特徴です。

この図は駅どうしの比較に向いています。浸水想定区域が実際にどこへ広がっているかは、記事の先頭の地図で確かめてください。

地形と背景の解説

東武野田線は、大宮側の台地から、川の流れる低地を横切り、船橋側の台地へと続く路線です。台地は周りより一段高く、洪水の水が届きにくい土地です。一方、低地は川が運んだ土砂が積もってできた平らな土地で、堤防の外へ水があふれると広い範囲に水が回りやすい性質があります。

表の駅が7番目から16番目に集まっているのは、この低地の区間とほぼ重なるためと考えられます。反対に、大宮寄りと船橋寄りの駅は台地の上にあることが多く、値が大きく低くなります。沿線の中央値8.7%が平均29.7%より低いことからも、低い値の駅が多い中で、一部の区間だけが高い値になっている様子が分かります。

台地と低地の境目では、同じ駅の徒歩圏でも坂の上と下で状況が変わります。東岩槻南桜井のように上位の駅より値が低めの駅は、徒歩圏の中にこうした境目や、周りより少し高い土地を含んでいる可能性があります。かつて川が流れていた跡の土地は周りより低いことが多いため、地図で帯のように続く低い場所にも注意が必要です。

まとめ

表に並んだ駅で住まいを探すなら、まず候補の住所を自治体のハザードマップで調べ、想定される浸水の深さと浸水が続く時間を確認してください。次に、建物の階数や、1階の床が道路よりどれだけ高いかを物件ごとに確かめます。避難場所までの道のりを実際に歩き、途中の高低差や坂の有無を見ておくと、同じ駅の中でもより水に強い場所を選びやすくなります。

よくある質問

Q1. 東武野田線で浸水想定が広いのはどの駅ですか

もっとも広いのは春日部で、七光台八木崎が続きます。上位は春日部市と野田市の駅に集まっており、路線順では大宮から数えて7番目から16番目の区間に並びます。

Q2. なぜこの区間の駅は浸水想定区域が広いのですか

沿線の中ほどに、川が運んだ土砂でできた平らな低地が広がっているためと考えられます。低地は周りの台地より低く、川の水があふれた場合に広い範囲へ水が回りやすい地形です。

Q3. 値が高い駅の徒歩圏は、どこでも浸水するのですか

値は駅を中心とした半径800mの円で計算した面積の割合で、円の中の場所ごとの違いまでは表しません。同じ駅の徒歩圏でも、少し高い土地では想定区域から外れることがあります。また、想定最大規模の洪水を前提にした値なので、住所ごとの詳しい状況は自治体のハザードマップで確かめてください。

出典・算出方法

  • 指標: 洪水浸水想定率(0.5m以上) — 駅中心半径800m円のうち、洪水浸水想定区域(想定最大規模)で浸水深0.5m以上の面積の割合。A31b 浸水深ランク2以上
  • 対象: 東武野田線の駅のうち、駅条件「pop_2020>=5000」を満たす35駅
  • 順位%は首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)全駅の中での位置(100に近いほど良い)。算出式の版: 6a.1
  • 使用データ:
  • 国土数値情報 洪水浸水想定区域(1次メッシュ単位)(A31b)2025年度版(2025、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-A31b-2025.html
  • 国土数値情報 500mメッシュ別将来推計人口(R6国政局推計)2024年度版(2024、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-mesh500r6.html
  • 集計日: 2026-09-16

免責

本記事は公開データを機械的に集計したもので、個々の物件・建物の安全性や資産価値を保証するものではありません。指標は駅中心から半径800mの円で集計しており、同じ駅でも場所によって状況は異なります。ハザードマップ・統計の原典は各公的機関の最新版を必ずご確認ください。