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総武線 水害

JR総武線で大雨に強い駅は7駅、差が出るのはここから【2026年版】

JR総武線で洪水浸水想定率(0.5m以上)が最も低い値で並ぶ駅は、7駅あります。

2026-09-18 公開 ・ 出典は使用データ

JR総武線の青=浸水0.5m以上、濃い青=3m以上の想定区域と駅を重ねた地図

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JR総武線で洪水浸水想定率(0.5m以上)が最も低い値で並ぶ駅は、7駅あります。対象とした31駅の23%、およそ2割にあたり、この7駅はいずれも表示上は0.0%で横並びです。順位を付けても差が読み取れないため、この記事では「どこまでが横並びで、どこから差が開くのか」という線引きの形でお伝えします。

記事の先頭には地図が入ります。青く塗られた範囲が洪水浸水想定区域で、駅を囲む円のうちどれだけがその色に覆われているかが、そのまま今回の値になります。円の中がほとんど塗られていない駅と、円がまるごと青い駅が、同じ路線の中に同居しているのがJR総武線の特徴です。

値は徒歩圏の面積に占める割合で、小さいほど駅から半径800mの円に想定区域が入り込んでいないことを意味します。対象は徒歩圏人口が一定以上の総武線の駅に絞りました。路線全体で見ると中央値は42.7%、最も高い駅は99.8%で、横並びの7駅と最上位層との間には大きな開きがあります。

大雨に強い駅は7駅(JR総武線の23%)

以下が、表示上もっとも低い値で並ぶ駅です。並び順は路線順で、上にあるほど良いという意味ではありません。

JR総武線で大雨に弱い駅ワースト10【2026年版】

沿線での位置

横並びの駅が路線のどのあたりに固まっているかは、次の図で確認できます。

JR総武線の31駅を洪水浸水想定率(0.5m以上)の高さで並べた図(路線順。濃い色は大雨に強い駅)新日本橋津田沼新検見川稲毛四街道八街銚子99.8%0.0%濃い色=大雨に強い駅

図は東京から銚子へ向かう順に駅を並べたものです。棒が高い区間と低い区間がはっきり分かれており、途中から先はおおむね低いまま推移します。濃い色で示した駅が、今回の横並びのグループです。

注目してほしいのは、この分かれ目が緩やかな坂ではなく、段差に近い形で現れることです。隣り合う駅なのに浸水想定の入り方がまったく違う、という区間が路線の途中に存在します。住む駅を一つ隣にずらすだけで条件が変わる可能性がある、ということでもあります。

地形と背景の解説

分かれ目を作っているのは、台地と低地の境目です。東京寄りの区間は、大きな川が運んだ土砂が積もってできた低平な土地の上にあります。標高が低く、周囲の川の水面との高低差が小さいため、想定最大規模の雨を前提にすると徒歩圏の広い範囲が想定区域に入ります。市街地としては早くから開け、平坦で歩きやすい土地ですが、水に関しては条件が厳しい側です。

一方、銚子寄りへ進むにつれて、千葉の台地の上を通る区間が増えます。台地は周囲の谷や川筋より一段高く、その分だけ浸水想定の外側に残ります。今回横並びになった総武線の駅の多くは、この台地の上か、台地に切り込んだ谷から離れた位置にあります。駅の周囲を歩くと、駅前から短い坂で一段上がる地形に出会うことが多いはずです。

ただし台地の上だからといって、円の中が均一とは限りません。台地を刻む細い谷筋は市街地の中では見えにくく、家並みに隠れています。同じ駅の徒歩圏でも、谷筋に入る場所と台地の平坦面では条件が違います。

まとめ

まず、自分の候補駅が横並びのグループに入っているかを確認してください。入っているなら、その中での優先順位は水害以外の条件で決めて構いません。通勤時間、家賃、買い物のしやすさといった、日常の使い勝手で比べたほうが実りがあります。

入っていない場合は、自治体のハザードマップで住所単位まで絞り込むことをおすすめします。駅単位の値は円全体の平均的な姿で、同じ円の中でも高台側と川側では想定が変わります。現地では駅前からの坂の有無と、川や水路までの距離を自分の足で確かめてください。

よくある質問

Q1. 同じ値の駅が7駅もあるのは、集計が粗いからですか

いいえ、面積の割合をそのまま計算した結果です。台地の上にある駅では、徒歩圏の円に浸水想定区域がほとんど入り込まないため、値が最小付近に張り付きます。表示は小数第一位までなので、わずかな差は同じ表示にまとまります。

Q2. 横並びの7駅から選ぶとき、何を見ればいいですか

この指標では差が付かないので、他の観点で比べてください。土砂災害や地震の揺れやすさは別の指標で、水害に強い駅が必ずしもすべての災害に強いわけではありません。各駅のページで他の軸の値も合わせて確認するのが近道です。

Q3. この数字は駅のどこを指していますか

駅の中心から半径800mの円です。円の中を平均した値なので、円の端にある住宅地の条件までは表していません。線路の南北で地形が違う駅もあり、最終的な判断は住所単位のハザードマップで行ってください。

出典・算出方法

  • 指標: 洪水浸水想定率(0.5m以上) — 駅中心半径800m円のうち、洪水浸水想定区域(想定最大規模)で浸水深0.5m以上の面積の割合。A31b 浸水深ランク2以上
  • 対象: JR総武線の駅のうち、駅条件「pop_2020>=5000」を満たす31駅
  • 順位%は首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)全駅の中での位置(100に近いほど良い)。算出式の版: 6a.1
  • 使用データ:
  • 国土数値情報 洪水浸水想定区域(1次メッシュ単位)(A31b)2025年度版(2025、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-A31b-2025.html
  • 国土数値情報 500mメッシュ別将来推計人口(R6国政局推計)2024年度版(2024、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-mesh500r6.html
  • 集計日: 2026-09-19

免責

本記事は公開データを機械的に集計したもので、個々の物件・建物の安全性や資産価値を保証するものではありません。指標は駅中心から半径800mの円で集計しており、同じ駅でも場所によって状況は異なります。ハザードマップ・統計の原典は各公的機関の最新版を必ずご確認ください。