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東武東上本線 土砂災害

東武東上本線で土砂災害に強い駅は21駅、差が出るのはここから【2026年版】

東武東上本線で土砂災害に強い駅は、32駅のうち21駅です。

2026-09-24 公開 ・ 出典は使用データ

東武東上本線の色のついたところが土砂災害警戒区域(濃い方が特別警戒区域)と駅を重ねた地図

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東武東上本線で土砂災害に強い駅は、32駅のうち21駅です。対象の66%(7割)にあたり、どの駅も土砂災害警戒区域の割合が0.0%、つまり徒歩圏に警戒区域がまったくありません。この21駅は横並びで、土砂災害の面からは差がつきません。差が出るのは残りの駅で、最も高い小川町は5.6%です。

記事の先頭の地図では、塗られた範囲が土砂災害警戒区域(特別警戒区域を含む)です。駅の周りの円に色が入っていなければ、その駅の徒歩圏には警戒区域がありません。値は徒歩圏の面積に占める割合で、駅から半径800mの円のうち、がけ崩れや土石流の警戒区域がどれだけを占めるかを示します。対象は東武東上本線のうち徒歩圏人口が一定以上の32駅で、利用者の少ない駅は外しています。

大雨のたびに斜面が気になる家を避けたい人にとって、この記事は候補を絞る最初のふるいになります。21駅に入っていれば、土砂災害の心配は徒歩圏の中では出てきません。

土砂災害に強い駅は21駅(東武東上本線の66%)

以下が、徒歩圏に土砂災害警戒区域が無い駅です。並びは寄居寄りからの路線順で、順番に優劣はありません。

一覧に入らなかった残りの駅は、値が0.1%から5.6%の間に収まります。抜けて高いのは小川町の5.6%で、次いで高坂が0.7%、朝霞台が0.6%です。ほかの成増・東松山・上板橋・東武練馬・鶴瀬・和光市・みずほ台などは、0.1%から0.4%の小さな値にとどまります。

東武東上本線で土砂災害に弱い駅ワースト10【2026年版】

沿線での位置

東武東上本線の駅を路線順に並べ、警戒区域の割合を棒で示しました。

東武東上本線の32駅を土砂災害警戒区域率の高さで並べた図(路線順。濃い色は土砂災害に強い駅)小川町武蔵嵐山若葉川越志木中板橋池袋5.6%0.0%濃い色=土砂災害に強い駅

右端の池袋から図をさかのぼると、板橋区の中ほどまでは棒の無い駅が続きます。上板橋・東武練馬・成増のあたりから、小さな棒の駅がゼロの駅の間に混じり始めます。埼玉県に入ってからも、和光市・朝霞台・みずほ台・鶴瀬と、低い棒がゼロの駅と交互に現れます。川越市内を含む中ほどの区間は、ゼロの駅がまとまって続くところです。

目立つ棒が立つのは寄居寄りです。東松山市の高坂と東松山に棒が出て、さらに先の小川町で図の中でいちばん高い棒になります。とはいえ寄居寄りでもすべての駅に棒があるわけではなく、ゼロの駅も交じります。地図と見比べると、同じ区間でも駅の位置が斜面から離れているかどうかで結果が分かれていることが読み取れます。

地形と背景の解説

土砂災害警戒区域は、急な斜面や谷の出口など、がけ崩れや土石流のおそれがある場所に指定されます。平らな土地には原則として指定されないため、台地の上や川沿いの低地に広がる市街地では、駅の周りに警戒区域が入りにくくなります。東武東上本線の中央値が0.0%にとどまるのは、沿線の多くが平坦な台地と低地を走っているからです。

池袋寄りの区間は、都心の平らな市街地から台地の上の住宅地へと続きます。例外になりやすいのは台地の縁で、台地が低地へ落ち込むところには短くても急な斜面があり、そこが警戒区域になることがあります。板橋区から富士見市にかけて小さな値の駅が点々と出るのは、こうした台地の縁が徒歩圏の端にかかるためと考えられます。

寄居寄りに進むと、丘陵地が近づきます。丘陵地の斜面を切り開いて造った住宅地や、谷に沿って延びる集落の周りには、警戒区域が指定されやすくなります。小川町の値が他の駅から抜けて高いのはそのためです。ただし、駅そのものが谷底の平らな部分や丘の上の平坦地に置かれていれば、同じ区間でも徒歩圏から斜面が外れ、値はゼロになります。

見ているのは、徒歩圏に「警戒区域がどれだけあるか」です。斜面の多い地域でも、駅から800mの円に指定区域が入らなければゼロと数えます。逆に円の端にわずかにかかるだけでも値は付くため、小さな値の駅は「どこに斜面があるか」を地図で確かめるのが近道です。

まとめ

東武東上本線で住む駅を探すなら、土砂災害の面では21駅が横並びの候補になります。この中から選ぶときは、通勤のしやすさや家賃、買い物の便など、ほかの軸で比べてください。

候補の駅が一覧に入っていない場合でも、多くは値が小さく、警戒区域が円の端にかかっている程度です。弱い側の記事で値を確かめたうえで、自治体のハザードマップで警戒区域の場所を確認するのが次の一歩になります。警戒区域が徒歩圏の端にあるだけなのか、住みたい場所のすぐ裏にあるのかで、受け止め方は大きく変わります。物件を見に行くときは、建物の裏手に擁壁や急な斜面が無いかも現地で見ておくと安心です。

よくある質問

Q1. 土砂災害に強い駅が、これほど多く同じ値で並ぶのはなぜですか?

土砂災害警戒区域は斜面の近くにしか指定されず、平坦な市街地には原則として出てこないためです。東武東上本線は台地と低地を走る区間が長く、多くの駅で徒歩圏に斜面が入りません。同じ値の駅から選ぶときは、この指標ではなく、通勤や家賃など別の軸で比べてください。

Q2. 値がゼロの駅なら、その駅の周りはどこでも土砂災害の心配がないと言えますか?

この値は駅から半径800mの円の中だけを集計したものです。円の外に住む場合や、同じ駅でも場所によっては、近くに斜面があることがあります。気になる住所はサイトの住所採点ページや自治体のハザードマップで個別に確かめてください。

Q3. 土砂災害に強い駅なら、大雨のときの心配はほかにありませんか?

この指標が扱うのは土砂災害警戒区域だけで、川の氾濫や内水による浸水は含みません。台地の下の低地にある駅では、土砂災害はゼロでも浸水の想定がかかることがあります。大雨への備えは、浸水の記事や各駅のページもあわせて見てください。

出典・算出方法

  • 指標: 土砂災害警戒区域率 — 駅中心半径800m円のうち、土砂災害警戒区域(特別警戒区域含む、指定済・指定前とも)の面積の割合。A33
  • 対象: 東武東上本線の駅のうち、駅条件「pop_2020>=5000」を満たす32駅
  • 順位%は首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)全駅の中での位置(100に近いほど良い)。算出式の版: 6a.1
  • 使用データ:
  • 国土数値情報 土砂災害警戒区域データ(A33)2025年度版(2025、CC BY 4.0(一部制限あり。国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約+都道府県の利用条件)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-A33-2025.html
  • 国土数値情報 500mメッシュ別将来推計人口(R6国政局推計)2024年度版(2024、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-mesh500r6.html
  • 集計日: 2026-09-25

免責

本記事は公開データを機械的に集計したもので、個々の物件・建物の安全性や資産価値を保証するものではありません。指標は駅中心から半径800mの円で集計しており、同じ駅でも場所によって状況は異なります。ハザードマップ・統計の原典は各公的機関の最新版を必ずご確認ください。