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埼玉 水害 危険

埼玉県で大雨に弱い駅は9駅、差が出るのはここから【2026年版】

埼玉県で水害の危険が気になる人に向けて、まず結論です。

2026-09-21 公開 ・ 出典は使用データ

埼玉県の青=浸水0.5m以上、濃い青=3m以上の想定区域と駅を重ねた地図

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埼玉県で水害の危険が気になる人に向けて、まず結論です。埼玉県の対象駅のうち、洪水浸水想定率(0.5m以上)が最悪値の100.0%で横並びになる駅は9駅あり、対象全体の5%にあたります。この9駅の間には表示上の差がなく、順番をつけても意味がありません。値に差が出てくるのは、残りの駅です。

記事の先頭の地図では、色が付いた範囲が洪水の浸水想定区域です。駅の位置とその範囲の重なり方を見ると、どこで値が高くなるかがつかめます。値は徒歩圏の面積に占める割合で、駅から半径800mの円のうち、想定最大規模の大雨で浸水深0.5m以上になると想定される範囲がどれだけあるかを示します。大きいほど、徒歩圏に深い浸水の想定がかかる面積が広いことになります。

私たちは国土数値情報の洪水浸水想定区域を駅ごとに集計し、徒歩圏人口が一定以上の駅に絞った165駅を対象にしました。なお、ここでの100.0%は表示のために丸めた値です。徒歩圏の隅々まで想定区域がかかると断定できる数字ではなく、「ほぼ全体に想定がかかる」と読むのが適切です。

大雨に弱い駅は9駅(埼玉県の5%)

以下が、表示値で100.0%に並んだ駅です。並びは路線順で、上にあるほど値が悪いという意味はありません。

埼玉県で大雨に強い駅は35駅、差が出るのはここから【2026年版】

沿線での位置

対象の駅を値の順に並べると、この記事で取り上げた駅がどこに位置するかが見えてきます。

埼玉県の165駅を洪水浸水想定率(0.5m以上)の高さで並べた図(値の順。濃い色は大雨に弱い駅)南鳩ヶ谷戸田杉戸高野台鷲宮八潮朝霞100.0%0.0%濃い色=大雨に弱い駅

図の端に、最悪値の駅がまとまって濃い色で並びます。そこから先は棒の高さが段階的に下がり、中ほどを過ぎると想定区域がほとんどかからない駅が続きます。県内の駅は「ほぼ全体に想定がかかる駅」と「ほとんどかからない駅」に大きく分かれ、その間を中くらいの値の駅がつないでいる形です。

同じ路線に乗っていても、数駅離れるだけで値が大きく変わる区間があります。路線名だけで判断せず、一駅ずつ確かめる必要があるのはこのためです。

地形と背景の解説

埼玉県の平野部は、台地と低地が入り組んだ地形です。台地の上は周りより一段高く、大雨で川があふれても水が届きにくい場所にあたります。一方、川沿いの低地や、昔の川筋が埋まってできた旧河道は、周りより低いため水が集まりやすく、浸水想定区域が広く描かれる傾向があります。

最悪値に並んだ9駅は、こうした低地の側に徒歩圏が広がっていると考えられます。ただし、個々の駅がどの川のどの低地にあるかは、この集計だけでは言い切れません。地図で想定区域の広がりを見て、駅の周りが一面に塗られているのか、一部に高い場所が残っているのかを確かめてください。

県全体の数字と比べると、低地側の駅がどれほど偏っているかが分かります。対象駅の中央値は23.4%、平均は41.9%です。半数の駅は中央値以下に収まる一方で、平均が中央値より高いのは、ほぼ全体に想定がかかる駅が一定数あり、平均を押し上げているためです。台地と低地の境目、つまり崖線をまたぐかどうかで、駅の値が大きく分かれていると読めます。

横並びの駅どうしを比べるなら、この指標ではなく別の材料が要ります。浸水の深さの段階、水が引くまでの時間、自治体の避難場所までの距離などは、この値に含まれていません。

まとめ

最悪値に並んだ駅だからといって、暮らせない場所という意味ではありません。大雨の前に何を備えるか、住まいを決める前にどこを確認するかを考える手がかりとして使ってください。

具体的には、次の順で確かめると判断しやすくなります。

  • 市区町村のハザードマップで、検討中の住所の浸水深を見る
  • 建物が何階建てか、居室が何階にあるかを確認する
  • 最寄りの避難場所と、そこまでの道が低い場所を通らないかを見る
  • 現地を歩き、駅から住まいまでの高低差を体で確かめる

同じ駅の徒歩圏でも、台地の縁にかかる場所と低地の真ん中とでは条件が違います。駅名ではなく、自分が住む場所で見ることが大切です。

よくある質問

Q1. 同じ値の駅が多いのはなぜですか。その中でどう選べばよいですか。

徒歩圏のほぼ全体が浸水想定区域に入ると、値が上限に張り付き、表示上は同じ数字になるためです。この中で比べるときは、浸水深の段階や建物の階数、避難場所までの道のりなど、この指標に含まれない条件を見てください。

Q2. 駅の値が高ければ、自宅も必ず浸水するのですか。

必ずではありません。値は駅から半径800mの円の中の面積割合で、円の中にも高い場所と低い場所が混ざります。住所ごとの浸水深は、市区町村のハザードマップで確認できます。

Q3. 埼玉県で大雨に強い駅はどこで分かりますか。

対になる記事「埼玉県で大雨に強い駅は35駅、差が出るのはここから【2026年版】」で、浸水想定区域がほとんどかからない駅をまとめています。候補を比べるときは、両方の記事をあわせて見ると全体像がつかめます。

出典・算出方法

  • 指標: 洪水浸水想定率(0.5m以上) — 駅中心半径800m円のうち、洪水浸水想定区域(想定最大規模)で浸水深0.5m以上の面積の割合。A31b 浸水深ランク2以上
  • 対象: 埼玉県の駅のうち、駅条件「pop_2020>=5000」を満たす165駅
  • 順位%は首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)全駅の中での位置(100に近いほど良い)。算出式の版: 6a.1
  • 使用データ:
  • 国土数値情報 洪水浸水想定区域(1次メッシュ単位)(A31b)2025年度版(2025、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-A31b-2025.html
  • 国土数値情報 500mメッシュ別将来推計人口(R6国政局推計)2024年度版(2024、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-mesh500r6.html
  • 集計日: 2026-09-22

免責

本記事は公開データを機械的に集計したもので、個々の物件・建物の安全性や資産価値を保証するものではありません。指標は駅中心から半径800mの円で集計しており、同じ駅でも場所によって状況は異なります。ハザードマップ・統計の原典は各公的機関の最新版を必ずご確認ください。