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中央線 水害

JR中央線で大雨に弱い駅ワースト10【2026年版】

JR中央線で浸水想定区域が徒歩圏に最も広くかかるのは水道橋で、値は40.5%でした。

2026-09-17 公開 ・ 出典は使用データ

JR中央線の青=浸水0.5m以上、濃い青=3m以上の想定区域と駅を重ねた地図

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JR中央線で浸水想定区域が徒歩圏に最も広くかかるのは水道橋で、値は40.5%でした。神田(34.5%)と飯田橋(29.8%)が続き、ワーストの上位は神田寄りの都心の駅が占めます。一方で、多摩地域の駅もいくつか表に入っています。

記事の先頭の地図では、青く塗られた範囲が洪水の浸水想定区域です。駅を中心にした円にどれだけ重なるかを見ると、表の数字が地図のどこから来ているのかが分かります。

値は徒歩圏の面積に占める割合です。駅から半径800mの円のうち、想定最大規模の大雨で浸水深0.5m以上が見込まれる範囲の割合を表します。大きいほど、大雨に備える必要がある場所が広いことになります。対象は徒歩圏人口が一定以上の31駅で、全体の中央値は8.6%です。この記事では値の大きい順に並べています。駅を避けるためのリストではなく、住む前にどこを確認すればよいかを知るための表として読んでください。

JR中央線で大雨に弱い駅 ワースト10

順位 所在地 洪水浸水想定率(0.5m以上) 首都圏での順位 徒歩圏人口(2020)
1 水道橋 千代田区 40.5% 下位 27% 23,080人
2 神田 千代田区 34.5% 下位 31% 18,672人
3 飯田橋 千代田区 29.8% 下位 33% 26,788人
4 武蔵境 武蔵野市 27.1% 下位 35% 28,696人
5 日野 日野 26.8% 下位 36% 20,049人
6 東中野 中野区 24.6% 下位 37% 53,472人
7 御茶ノ水 千代田区 23.3% 下位 39% 22,605人
8 高円寺 杉並区 19.7% 下位 41% 48,964人
9 三鷹 三鷹 16.0% 下位 45% 38,661人
10 国分寺 国分寺 15.1% 下位 46% 29,253人

JR中央線で大雨に強い駅ランキングTOP10【2026年版】

各駅の短評

1位 水道橋(千代田区)

川沿いの低い土地が徒歩圏に広がっており、この路線で最も大きい値になりました。首都圏全駅の中での位置は下位 27%です。徒歩圏人口は23,080人です。住まいを探すなら、候補の住所がどの浸水深の区域に入るかを先に確かめておくと安心です。

2位 神田(千代田区)

JR中央線の並びでは最も神田側にある駅で、値は34.5%です。周辺は台地のふもとに広がる平らな土地で、雨水が集まりやすい地形といえます。乗り入れる路線はJR中央線・JR東北線・東京メトロ銀座線です。

3位 飯田橋(千代田区)

藤野から数えて30番目にあたり、水道橋の隣に位置します。駅のすぐそばを神田川が流れ、その川筋に沿って想定区域が延びています。台地側の住所か川側の住所かで条件が変わるので、出口ごとに地図を見比べる価値があります。

4位 武蔵境(武蔵野市)

多摩地域の平らな台地にある駅ですが、値は27.1%と都心の駅に近い水準です。台地の上でも、浅い谷や窪地に水が集まる想定になることがあります。首都圏全駅で見ると下位 35%です。

5位 日野日野市)

藤野寄りの区間では目立って大きな値で、近くの駅と比べても差がはっきりしています。川に近い低地が円の中に入ることが、この差の主な理由と考えられます。徒歩圏人口は20,049人です。

6位 東中野(中野区)

徒歩圏人口が53,472人と、表の中で最も多い駅です。神田川の谷が駅の近くを通っていて、川に近い側に想定区域が広がります。坂の上と下で条件が分かれるため、物件の標高差にも目を向けておきたいところです。

7位 御茶ノ水(千代田区)

川を見下ろす崖の上に駅がありながら、円の中には川沿いの低い土地も含まれます。値は23.3%で、水道橋神田と同じ都心の低地の広がりの一部です。同じ徒歩圏でも、高台側と川側では想定がはっきり異なります。

8位 高円寺(杉並区)

住宅地が密集する駅で、徒歩圏人口は48,964人です。一見平らな街並みでも、かつての小さな川筋に沿って土地がわずかに低くなっている場所があります。藤野から数えると20番目です。

9位 三鷹三鷹市)

値は16.0%で、対象駅全体の平均である13.0%を上回ります。台地上の駅でも、谷筋が円の一部を横切れば数字に表れます。偏差値は53.6です。

10位 国分寺国分寺市)

台地の縁に近く、崖線の下に広がる低い土地が徒歩圏に入ります。首都圏全駅の中では下位 46%で、この表では想定区域の広がりが最も小さい駅です。乗り入れる路線はJR中央線・西武国分寺線・西武多摩湖線です。

沿線での位置

下の図は、JR中央線の対象駅を路線の並び順に置き、値の大きさを棒の長さで示したものです。

JR中央線の31駅を洪水浸水想定率(0.5m以上)の高さで並べた図(路線順。濃い色は大雨に弱い駅)高尾日野武蔵境高円寺東中野水道橋神田40.5%0.1%濃い色=大雨に弱い駅

図の右端にあたる神田寄りでは濃い色の棒が続き、都心の区間でまとまって値が大きいことが分かります。そのすぐ手前には棒の短い駅が並び、同じ都心でも台地の上を走る区間では想定区域が小さくなります。

藤野寄りの多摩地域では、濃い色の棒がところどころに現れます。長い棒と短い棒が隣り合う場所もあり、地域全体の傾向よりも、駅ごとの局地的な地形の違いが効いていると読み取れます。

地形と背景の解説

JR中央線は、西の多摩地域から武蔵野台地の上を東へ進み、都心で台地の縁を離れて神田川沿いの低地に入ります。表の駅は藤野から数えて7番目から33番目までに散らばっていますが、値の大きい駅は神田寄りに集まっています。台地の端を川が削った谷に線路が沿うため、駅の円に川沿いの低い土地が入りやすいことが理由です。

藤野寄りの区間は、それほど単純ではありません。台地の上は水が集まりにくい一方、崖線の下や川に近い低地、浅い谷筋では想定区域が現れます。日野が7番目という位置で表に入ったのは、隣り合う駅どうしでも川との距離や土地の高さが違うためと考えられます。

つまり、この路線での差は「都心か郊外か」だけでは説明できません。台地の上か、崖線や谷の底か。この境目がどこを通るかで数字が分かれます。

まとめ

表に入った駅を検討するなら、まず自治体のハザードマップで、候補の住所の想定浸水深を確認してください。同じ駅の徒歩圏でも、坂の上と下では条件が大きく異なります。

次に、地図や現地で高低差を確かめると、崖線の上か下かが分かります。部屋の階数や建物の基礎の高さ、避難先までの道順も、住まい選びの確認項目に加えておくと備えになります。

よくある質問

Q1. 浸水想定率が高い駅は、駅そのものが水に浸かるという意味ですか

そうとは限りません。この値は駅から半径800mの円のうち、浸水深0.5m以上が想定される範囲の割合で、駅舎の高さを表すものではありません。円の中のどこに想定区域があるかは、地図で確かめる必要があります。

Q2. 同じ中央線なのに、駅によって差が大きいのはなぜですか

線路が台地の上を通る区間と、川沿いの低地や谷に近づく区間があるためです。崖線や旧河道のような地形の境目が円の中に入るかどうかで、隣り合う駅でも値が大きく分かれます。

Q3. ワーストに入った駅の近くに住んでいる場合、どうすればよいですか

駅単位の数字は目安なので、まずハザードマップで自宅の住所の想定浸水深を確認してください。同じ駅でも出口の方向や住所によって条件が変わります。そのうえで、避難先と経路を決めておくと安心です。

出典・算出方法

  • 指標: 洪水浸水想定率(0.5m以上) — 駅中心半径800m円のうち、洪水浸水想定区域(想定最大規模)で浸水深0.5m以上の面積の割合。A31b 浸水深ランク2以上
  • 対象: JR中央線の駅のうち、駅条件「pop_2020>=5000」を満たす31駅
  • 順位%は首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)全駅の中での位置(100に近いほど良い)。算出式の版: 6a.1
  • 使用データ:
  • 国土数値情報 洪水浸水想定区域(1次メッシュ単位)(A31b)2025年度版(2025、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-A31b-2025.html
  • 国土数値情報 500mメッシュ別将来推計人口(R6国政局推計)2024年度版(2024、CC BY 4.0(国土数値情報ダウンロードサイトコンテンツ利用規約)): https://nlftp.mlit.go.jp/ksj/gml/datalist/KsjTmplt-mesh500r6.html
  • 集計日: 2026-09-18

免責

本記事は公開データを機械的に集計したもので、個々の物件・建物の安全性や資産価値を保証するものではありません。指標は駅中心から半径800mの円で集計しており、同じ駅でも場所によって状況は異なります。ハザードマップ・統計の原典は各公的機関の最新版を必ずご確認ください。